<生活者通信メルマガ版>「メルマガ送付のご希望」 「バックナンバー」 (2)━━ 平成17年12月14日 Vol.26 ━━━━ 毎月1日・14日発行 "ガラガラと日本を変えたい" ガラガラにっポン代表 田代 秀子 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ガラガラと日本を変えたいという思いからこんな名称になった女 性グループを立ち上げて10年、大前研一氏提唱「平成維新の会」の 女性メンバーが、自民党一党支配による制度疲労、政官業の癒着に よる鉄のトライアングルで何も変えられない実態を何とかしたい、 これが私たちの活動の原点です。具体的には税金の使い道を監視し、 税金の無駄遣いをやめさせるには、"血税"の意識を持った議員を議 会に送ることだ。私たちは「質の良い議員」という言い方をしてい るが、選挙のたびに候補者を選び、推薦し、カンパ、労力の提供等 で支援、当選後はしっかりその政治活動を見、私たちの主張を政策 に反映してくれるよう要望して来た。少数の会員ではその活動には 限界があるが、意識の高い女性の集まりだけに、女性の自立のため や、社会問題や、経済問題で講師を招いて勉強し、また地域やいろ いろな分野で活動している会員同士の情報交換で、見えなかったも のが見えたり、大いに役立っている。そうしたことがこの会が継続 している理由だと思う。また女性だけの会だけに意思決定が早く、 会員からDV被害者の一時避難所施設建設の応援をしたいという提 案があり、即決、すぐ募金活動を開始し、多くの方々から募金をい ただき建設に協力することが出来た。毎年不用品バザーで資金を得、 活動しているのも女性の会ならではと思っている。 会員の関心は多岐にわたり、老後の生活、女性という感覚から子 や孫に残す環境については重大な責任があり、イラク戦争反対デモ も2回参加し、いかなる戦争も反対と訴えた。そして次の世代のた め日本の将来を考える時、"憲法改正"問題こそしっかり注視し、自 民党が立党50周年のメインイベントのように憲法改正案を出してき たことに強い警戒感を持っている。現憲法がアメリカからの押し付 けだからよくないというのはまったく説得力を欠いている。日本で は戦後60年間ただ一人として戦争で死んだ人間がいないのは、憲法 九条があるからというのは、誰もが認め、また日本人として誇りと してきたはずだ。 会員で観賞した映画「ベアテの贈りもの」では日本国憲法の創案 に携わった若いアメリカ人女性が是非とも男女平等を盛り込むべき だと主張し、その思いが第24条に書かれ戦後の女性たちの自立に向 けてどれほど貢献したかを物語っていた。与えられようが、自分た ちでつくろうが中身の問題である。 「九条の会」での勉強会で講師が「ブッシュが日本とディフェン スという名の戦争をしたがっているのだ」という話をされた。米英 のイラク戦争のようにそこに日本を加えたいという意図だとは明白 だ。戦争放棄は自民党案でもちゃんと残されたが、戦争とは「宣戦 布告」をした戦争をいうのであって「紛争」は戦争ではないと解釈 されれば、自衛隊(自衛軍)はあれこれ理由をつけて海外での武器 使用を認めていくことになる。私たちもまだ勉強しなくてはならな いのが「集団的自衛権」についてだ。テロや紛争にたいして国民の 生命と財産を守るためというのはどこまで許されることなのか、拡 大解釈への歯止めはできるのだろうか。「憲法は国民が政府に守ら せる法律だ」ということを頭に入れて今後憲法改正問題と取り組み たいと思っている。靖国の首相参拝で解釈がいかようにもなること を思えばどんな憲法をつくっても、それを守り、生かしていくのは 国民の責任であることは言うまでもなく、そうした意識を常に持ち 続けたいと思っている。 |
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