<折に触れ 四字熟語>

  NO.77 【遠慮近憂】 えんりょ きんゆう


< 意味 > 遠い将来のことまで見通した深い考えをもたないでいると、

      必ず手近なところに身にさし迫った心配事が起こること。



< 出典 > 『論語』<衛(えい)霊(れい)公(こう)>	

      『子曰、人無遠慮、必有近憂。』



読み下し : 『子(し)曰(いは)く、人、遠き慮(おもんばかり)無きときは、

       必ず近き憂(うれひ)有(あ)り。』



通  釈 : 孔子言う、もし人が、遠い将来を見通したり、広く周囲を

      見廻わしたりして深い思慮をめぐらしておかないと、必ず

      手ぢかなところに身にさし迫った心配事が起って来るもの

      である。



語  釈 :『遠慮』は先々まで見通した深い考え、配慮のこと。

      『近憂』は身近に迫った心配事の意。



一  言 : 論語シリーズその6

       トランプ大統領と金正恩委員長との首脳会談は、果たして

      6月12日に行われるのでしょうか、世界が注目しています。

      また、トランプ大統領は5月8日には、2015年に米英仏

      独ロ中の6カ国とイランが結んだ核合意からの離脱を表明し

      ました。トランプ大統領の決断が世界の平和のために正しい

      のかどうか心配は尽きません。



参照文献 : 大修館書店・諸橋轍次著『論語の講義』 

      三省堂『四字熟語辞典』

                       30・6・1 舛本 純