スイス旅行随想録 (1)大田区 大谷和夫スイスは今から45年前、婚約時代の昭和29年に初めて訪れた外国であり、しかもチューリッヒに 下宿しながら、平日は急行で20分のバーデンの工場に通い、休日には列車で国内各地を廻ってみた 思い出深い、大変美しい国という印象が残っている。その後も数回ビジネスや観光で訪れてはいるが、 日本からの観光ツアーはどちらかというとアルプスの山に集中し、あまり田舎廻りをしない。 そこで今回は長年の公約を果たす意味もあり、家内を連れて、チューリッヒをベースとして主にスイス の東半分の各地方をじっくりと廻ってみることとした。 後に述べる訪問諸都市は、スイスを知っている人にはよく知られているが、馴染みのない人も多いと 思われる。何故そんな所に行くのかといえば、それはスイスが26のカントン(州)の連邦で、 完全な地方主権であり、しかも天然資源に恵まれているわけでもないのに1人あたりGNP 世界一を ここ10年位続けている。国民皆兵で永世中立を守り、国連にもEUにも加盟せず、 よくやっていけるなあと感心する。「富国有徳」の本家のような感じがするので、 その秘密を少しでも体験的に感得できないかと思ってあちこちと歩き廻った次第である。 スイスをいろいろと参考として観察した結果、今後の我が国にとっても、自然と融合した美しさを 保つことが極めて重要なことであり、これを実現するには強固な戦略的意志と国民の高いモラルが 問われていると直観した。少し飛躍した乱暴な結論であるが、その説明はこれからの各論に 譲ることとする。 (つづく) 「入会初年度優遇会費」がきまりました新入会者は、とにかく「1000円」で入会できることとなりました。皆さんも、各種会合や同窓会 などで「会員募集」の働きかけをしましょう。平成維新の理念を実現するためには、何よりも同志を一 人でも多く集めることが肝要です。 皆さんのご協力をお願いします。 【運営細則の改定】 1項(会費)年会費は、3000円とする。 但し、入会初年度優遇会費は1000円とする。 なお、優遇会費有効期間は下記とする。 ・1月〜4月入会の方は当年8月まで。 ・5月〜12月入会の方は翌年8月まで。 会報「生活者通信」へ「投稿」下さい!情報の一方通行ではなく、相互交流のための会員のメディアです。是非、多くの皆さんの 投稿をお待ちしております。 「投稿」された原稿は、原則として「掲載」させて頂きます。従って「会の理念や方針」と多少異な った「個人的意見」が、執筆者個人の責任で掲載されることがありますので、ご承知下さい。 なお、本会の目的・趣旨に合わない内容の長文は掲載しないことがありますのでご了承下さい。 |