生活者主権の会生活者通信2000年03月号/09頁..........作成:2000年03月11日/杉原健児

国会議員の定年制について考える

練馬区 長妻謙三郎

 先日、自由民主党が、国会議員の比例区の定年を73才か74才以下にしようと検討をしていると言う 記事がありました。80才以上の議員が11名もいるとのことです。私は国会議員は全て小選挙区でも 比例区でも、70才以下にすべきだと考えます。
 私は一般公務員で57才で退職、第二の職場も65歳で退職し、現在年金生活で、町会等のボランテアを やっています。これは平均的国民の生活であろうと思っています。
 公務員でキヤリアと言われる人は退職後も優遇され、70才過ぎても会社で高齢で働いています。 別に能力があるからではありません。これは一般的国民の生活でも、常識でもありません。 利権の一種です。 これと同じように70才過ぎての国会議員は、権利にしがみついているとしか 思えません。自ら事業を営んでいる人は別です。70才過ぎて、後援会があり、選挙で選ばれるからと 言う理由で当然と考えるのはおかしい。後援会の人々も同じ年代も多くの利権が絡み、後援会の人々 もその組織にいることにより多くの利益と名誉があるからです。
 70才過ぎで議員歳費を貰い、いくつまでもへばりつくのはおかしい。総理・総裁になったら、 70才過ぎたら辞めるというさわやかな慣習を作るべきです。このような社会に新しい息吹きは感じ られません。自民党の国会議員の平均年齢は、世界で一番高いのです。
 先日20名の比例区の議員の削減法が通りました。あと30名の削減もいい。しかしその前に70才以上の 議員をやめさせることが先決です。単にやめろと言ってやめる議員はいません。大々的に国民運動を して70才以上の議員を当選させない運動をすべきです。
 韓国でワースト議員を落す運動をして物議をかもしましたが、政党は名誉毀損とかで何とかしよう としましたが、何もできませんでした。日本に置いてもワースト議員の前に、70才以上の議員を落す 会をおこし、日本の国会を若者にとりもどさせ、新鮮な議員によるさわやかな国会にしたいものです。
 いくつになっても議員歳費にへばりつき、利権と慣習にしがみつく老人を国会から追放すべきです。
 議員年金は我々の年金より数段よいと聞きます。これにより70才過ぎたらさわやかに地域のボランテア となって、さわやかに生きてもらいたい。これにより日本のイメージも変わり、新しい国会、新しい 国創りができると確信いたします。
 70才以上の国会議員を当選させない国民運動を興こそうではありませんか。
生活者主権の会生活者通信2000年03月号/09頁