藤本きんじ一般質問・平成11年度第4回定例会豊島区議会議員 藤本きんじ件名:民間企業同様の厳しさと競争意識を区政に。質問1:情報公開の徹底区長:行政情報公開審査会の答申を待ち条例改正を図ります。意思形成過程情報は非公開の範囲をより 限定していきます。区議会の情報公開は区議会の判断で。 質問:外郭団体等にも民間企業同様の経営感覚を持たせ、財政援助団体や出資法人等の実態を把握 するためにも各種団体の情報公開が必要では。 区長 区とは別個の法人格で、実施機関とすることは法的にできないが、自主的に情報公開制度を 確立するよう配慮します。 質問:豊島清掃工場ダイオキシン類実態調査の適格な情報開示。より正確なデータを得るためには、 例年ゴミ収集量の最も少ない2月と12ヶ月中下から4番目に少ない8月ではなく、 ゴミ収集量の最も多い12月と2番目に多い7月にダイオキシン類実態調査を行うべき。また、 東京の風はその90%以上が北風または北西風であることより、清掃工場より南側の南池袋、目白、 高田などに調査地点の増設が必要では。 区長:年間を通して気象条件の最も異なる8月と2月が妥当と考え選定。また、 正確な濃度を把握する観点から5月、11月を追加し、年4回調査する方向で検討中。 調査地点については千登世橋教育文化センターを選定、南側を代表する調査地点として妥当と 考えます。 質問2 区職員の能力給制度導入と議員の評価制度について区長:職員の給与は年功序列型の給与体系であることは否定できません。緊急の課題と捉え、 早期実現に努めます。 質問:議員一人が一つの行政改革を行えば40件もの行政改革が行えます。選挙公約という追跡調査 もないあいまいなものではなく、議員も具体的な職務目標を持ち、達成度を職員からも評価を受け、 区民に公表することで議会に対する関心が高まるのでは。 区長:議員は選挙によってのみ選ばれることより、活動の評価は区民であると考えます。 質問3 PFI等新制度導入による公共用地の省資金型有効利用について区長:区としても情報収集に努めており研究を進めています。来年度以降、施設の具体的事例で検討 してまいります。 質問:PFI事業には適切なリスク管理が必要であり、また、将来開発が予想されるガン研跡地や 公共用地等に対しても、区として具体的に要望をまとめておく必要があるため、議会に検討委員会等の 設置が必要では。 区長:議会に検討委員会等の設置は議会で判断されるべきと考える。 質問4 公立小中学校の学区制廃止について教育長:現時点で学区制廃止は困難だが、様々な方式を検討し、早い時期に本区に相応しい 弾力化基準を策定します。 質問:学区制廃止と共に、小学校の教科担任制および小学校高学年で地域の中学校の教員が教鞭を 取るなど、小中学校相互連携できる制度も検討されては。 教育長:調査・研究を進め、努力していきます。 質問5:光触媒(二酸化チタン)を利用した大気浄化の施策を一向に改善されない 大気汚染を軽減するために、区長:技術開発の動向を踏まえて積極的に国、東京都、首都高速道路公団等に要望します。 質問6:その他区長:地元住民の要望や区議会の意向を踏まえ、営団と鋭意協議していきます。 |