生活者主権の会生活者通信2000年08月号/03頁..........作成:2000年07月28日/杉原健児


各種活動状況

【A】東京2区6月例会議事速報(大谷和夫)

日時:2000年6月29日(木) 18:30〜21:10 場所:喫茶室ルノアール蒲田西口店 出席:大谷・溝端・久保田・栗田・直田・中村 小野崎・野村・池田・柳田、以上10名 配布資料: 1.東京2区5月例会議事速報 2.東京3区公開討論会及び候補別得票内訳 3.公職選挙法改正に関する産経新聞への投書 4.世紀末の日本の課題と対策(以上、大谷) 議事 [1]報告 資料1に基づき、過去6回の憲法論議は一応終了 して本日は体制をいかに変革してゆくかについて議 論することにした。資料2は衆院選小選挙区東京3 区の公開討論会の各候補の意見と得票結果である。 資料3は昨年検討した公職選挙法の改正について産 経新聞談話室に投書して「制約多すぎる選挙法改正 を」という題で掲載されたものである。資料4は本 日の議論のたたき台として提出したもので、生活者 通信への連載の最終部分である。 [2]討議事項−日本の体制を如何にして変革して ゆくか? *資料4に示されているように、日本の国際的な競  争力や魅力度が90年代に入って急速に低下してい  るが、今回の選挙の結果をみても、特に地方は危  機意識に乏しいように見え、相変わらず利益誘導  型選挙が行われている。甘えの構造が結果として  国力の低下を招いているが、それに対する批判が  まだ弱い。危機意識を高める必要がある。 *観光客の減少も、国民の美的感覚の喪失と共に、  成田、関空共に滑走路がたった1本というお粗末  で、インフラの面でも甚だしく立ち遅れている。  戦後国民がふぬけとなり、平和呆けやパブリック  に対する責任意識が稀薄になるなど精神面の荒廃  がみられるが、観光を重要国策の一つとしてとり  あげることも対策の一つとなり得よう。 *議員内閣制のもとでは本来政権政党が単なる数合  わせではなく、今日の危機的状況に対して明確な  政策をうちだすべきであると思われるが、それを  行わず、又評論家やマスコミも本質的な問題に対  するつっこみに欠けている。とはいえ大都市圏か  ら変化の兆候はみられ、このままゆけば来年の参  院選でさらに一段の変化が予想されよう。 *も一つ日本の特色はNGO の力がまだ弱いことであ  る。しかし抜本的変革が遅れれば遅れる程傷は深  くなるので、新聞投書等を含めて政権政党に対し  て文句をつけてゆく必要があると思われる。 *既に野党の一部や与党の内部でも中央集権から地  方分権への変革の必要性が謳われているが、財政  基盤、税制の変更を含めて、小さな政府を目指し  た抜本的な行政改革と道州制を中心とする地方分  権への推進が現在もっとも急がれるべき対策であ  ろう。 *中央集権の解体は一種の革命であるが、世界の先  進国では殆どが地方分権化しており、日本だけが  出来ないという理由はない。日本でも明治以前は  各藩による分権政治であり、又中央集権制は開発  途上国型である。日本は今や成熟国であり、いつ  までも中央集権にしがみついていると、地方の活  力を削いでやがて開発途上国に逆戻りする危険が  大である。 *地方公共団体を自治体とするには、地方が工夫し、  努力して自治体としての能力を獲得してゆく方法  もあるが、中央でドラスティックな改革を打ち出  し、体制(システム)を整えてゆけば、人々は関  心をもち、意識も高まり、地方では生死をかけて  自主独立で運営してゆくことになろう。やはり競  争のない所に進歩はないし、日本でできない理由  はない。 *このような変革は行政官僚の最も不得意とする所  であり、立法府の国会議員が大局的見地から推進  すべきものである。従って、立法府に対して国民  の声としてキャンペーンを張る必要があろう。 *司法についても強化が必要であるが、政治評論に  立法・行政と共に司法を含めて一般の関心を高め  るべきであろう。最高裁判事の非常識を是正する  措置も必要である。 [3]今後の予定 次回は道州制など地方分権の理念と移行の方法論 について検討する。

【B】東京5区7月例会議事録(吉井正信)

日時:2000年7月1日(土) 10:00〜12:00 場所:練馬公民館・第一会議室 出席者:沖山・萩野・秋沢・板橋・矢島・斎藤・ 吉井・門叶・長妻、以上9名 1.前回議事録を確認し了承されました。 2.6月25日に行われました衆議院議員選挙の結 果について総括しました。 (a)沖山氏   9区吉田公一、10区鮫島宗明両氏の選挙協力  をしましたが幸いにも当選することができました。  今回は環境問題を前面に出して戦いましたのが成  功したと思います。両氏とも前回は新進党からの  出馬で公明党の協力をえられましたが、今回はそ  の支援がなくても勝てたことが大きいと思います。 (b)斎藤氏   長妻氏は自民党の大物粕谷茂氏を相手に徹底し  たポスター作戦で知名度を上げたことが、最大の  勝因と思われます。また投票日の数日前に10チ  ャンネルの「ニュースステーション」で取り上げ  られたことも大きいでしょう。 (c)都市部では野党が大きく飛躍しましたが、結果  的には与党が絶対安定多数の271票を獲得した  ことは残念であります。1票の格差を解消しない  ことには政権交代には結びつきにくい状態です。 (d)10月の国勢調査後に再び中選挙区制に戻す動  きも出ています。十分に関心を払う必要があると  思います。 3.長妻昭氏より選挙協力への感謝の意が述べられ  ました。また今後は国会図書館のスタッフが自由  に使えるので、必要な資料があれば遠慮なく申し  出てください。 4.次回より司会を交代制にし、この例会のあり方  を模索していきたいと思います。  次回は萩野氏が司会を勤めます。

【C】2000年6月分収支(経理担当・杉原健児)

〔収 入〕 〔支 出〕 前月繰越 209,596円 ベイファクトリー 63,810円 宅配便 640円 振込手数料 420円 会費収入 4,000円 次期繰越 148,726円 合計 213,596円 合計 213,596円 〔会費収入内訳〕新入(1,000円×4名) = 4,000円 〔ベイファクトリー内訳〕生活者通信6月号印刷費(A4-12頁 350冊) =36,000円/郵送費(@90円× 289通) =26,010円/ベイファクトリー支払消費税(5%)= 1,800円

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