【東京裁判】
  意外にも欧米連合国では本件にあまり関心がなく、
従って本件に関する書籍も僅かである。東京裁判で
は、昭和３年以後の歴史に限定して、日本を侵略国
と断罪しているが、歴史を少し長期にみれば、前号
記載の侵略の世界史の如く様相は一変する。即ち20
世紀に入って尚白人支配に従わぬ唯一の国日本を、
東からアメリカ、西からイギリス、北からソ連が襲
いかかったのが大東亜戦争である。              
  白人の手口はコロンブス以来のもので、113 都市
無差別焦土作戦、原爆投下、ソ連の満州侵略・略奪
暴行・強制拉致など 500年変わらず一貫している。
  東京裁判は敗戦国日本に白人500 年の侵略と残虐、
植民地支配の罪をすべて転嫁するための大芝居であ
った。アメリカは日露戦争後より「オレンジ計画」
で日本絶滅戦略をたてており、真珠湾への攻撃を知
りながら不意打ちと偽り開戦した。この虚偽の歴史
観で、謝罪を国是とする日本の戦後体制が構築され
た。しかしマッカーサーが朝鮮戦争後アメリカ上院
で証言したように、日本には自衛戦争はあったが侵
略戦争はなかった。又白人型植民地支配はなく、日
本は世界一残虐性に乏しい民族である。即ち、原罪
は占領政策で捏造された謀略であり、その虚構に気
づき戦争犯罪贖罪意識の払拭が必要である。      
  尚大東亜戦争は日本が一方的に負けたわけではな
く、日本が一貫して叫び続けた人種差別撤廃の目的
が結果的に果たされ、連合諸国の植民地が戦後程な
くして一斉に独立し、地球の地図は一変した。    

【操られたルーズベルト】
  ルーズベルトの女婿ドール氏によれば、第一次世
界大戦（ウィルソン）、第二次大戦（ルーズベルト) 
共に、アメリカの大統領は国際金融勢力、統一世界
陰謀組織、ソ連のスパイなどに囲まれて完全に傀儡
となり、ルーズベルトなどは徹底的に利用され尽く
し、挙げ句の果てに毒を盛られて殺害された。アメ
リカは秘密結社支配の国であり、一般のアメリカ人
も騙されてきた。最近は歴史修正学会もでき、アメ
リカこそ全世界に謝罪しなければならないと主張し
ている。更にドール氏は連邦準備銀行も国連も陰謀
と指摘している。この説がどこまで真実をついてい
るかは後世やがて明らかになるであろう。        

【南京虐殺事件】
  南京大虐殺があったと主張する歴史家（洞富雄）
は、戦史は分からないと言っているだけでなく、事
実の確認はなく、伝説、風説、記事をもとに断定し
ている。明らかにウソと分かった記事まで引用して
いる。南京虐殺の徹底検証（東中野修道）によれば、
要するに支那人特有の反日宣伝であり、欧米人がこ
れに乗せられている。公式には、チャイナーズ・イ
ヤーブック 1938-39で４万人虐殺説は削除され追認
されなかった。毛澤東も否定しており、中共、香港、
日本の教科書でも1975年には記載されておらず、19
79年に中共の教科書にのり、1989年とう小平が遭難
者30万人と主張したものである。尚昭和２年(1927)
に国民党が共産党員30万人を虐殺したと雨花台烈士
陵園にある毛沢東記念碑に書かれているとのことで
ある。日本では信じられないが、古来支那大陸では
無数の大虐殺事件が発生している。              
  次回は日本国憲法に関する神話の誤謬について紹
介する。                                      
                                              
参考図書：                                    
「侵略の世界史」  清水馨八郎著  祥伝社        
「東京裁判  上下」  児島襄著  中公新書        
「東京裁判−もう一つのニュルンベルグ」        
                  ｱｰﾉﾙﾄﾞ･ﾌﾞﾗｯｸﾏﾝ著  時事通信社  
「操られたルーズベルト」ｶｰﾁｽ･ﾄﾞｰﾙ著  馬野周二訳
                              プレシデント社  
「南京大虐殺のまぼろし」  鈴木明著  文芸春秋  
「南京大虐殺の証明」  洞富雄著  朝日新聞社    
「南京虐殺の徹底検証」  東中野修道著  展転社