気概の国日本を再構築しよう(1)
文京区 大山悦男
先進国の中で平和に対する罪や人道に対する罪を
犯したことのない文明国と言えるのは日本だけであ
ります。文明国とは未開の国々に対して慈愛を本と
し、開明に導くものである。欧米や中国は未開・非
力な国に対する程、残虐非道な事をなし、略奪の限
りを尽くしてきた。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は一神教であ
り啓典宗教であります。ユダヤの民が神と結んだ契
約を旧約、イエスが更改したものを新約、イエスは
単に預言者の一人であり最後の預言者であるマホメ
ットが神から受けた啓示をコーランという。旧約は、
各々共通の神の命令書である。その旧約聖書の中の
ヨシュア記に、神の絶対命令として、異民族は皆殺
しにせよと書いてある、パレスチナでイスラエルの
民が31の異民族を赤ん坊からヨボヨボの老人まで一
人残らず殺したと詳しく書いてあります。
中国の正史(政府編集の正式な歴史書) にも何十
万の人を皆殺しにした話がたくさん出てきます、軍
隊が大略奪を普通にしてきたことも良く分ります。
日本では有史以来、降伏してきた敵は異民族とい
えども皆殺しにしたことは一度もありません。
ゲルマン諸族の大移動とはヨーロッパ全域とロシ
アへの大侵略であり、5〜6世紀イングランドでも
先住のブリトン人を駆逐・又は支配し、9〜11世紀
にはノルマン人が征服王朝を建て、英王室はバイキ
ング(強盗)の子孫であることを誇りとしている。
大航海時代とは世界規模のバイキングであり大侵
略時代であったのである。16世紀コロンブスの西イ
ンド諸島到着と共に全島1300万人居たとされるイン
ディオを壊滅させ、アフリカから黒人を運び込んだ。
人の人たる条件は、信義を重んじ、欺かず、裏切
らないことである。約束を守れるのが文明人の資格
であり、信義則こそ人間の条件である。欧米人はこ
の信義則を逆手に取り、騙し、裏切り、謀略をもっ
て世界制覇を続けてきた。コルテスのアステカ帝国
征服、ピサロのインカ帝国征服、が僅かの軍勢で達
成され、滅亡させることができたのも、その巧妙な
騙しの手口ゆえである。アメリカがインデアンと結
んだ 300余りの条約で守られたものは一つも無かっ
た。
チリ・アルゼンチンでは原住民はほぼ全滅、アフ
リカではほぼ全土を征服し奴隷として1 億人連れ出
し85%を死亡させている。
オーストラリヤは18世紀から英国が犯罪者の流刑
地とし、19世紀から入植者が入り始め片端からアボ
リジニを虐殺した、20世紀に入っても虐殺は続き、
白人たちは週末ごとにアポリジニ狩りに出かけた、
ニューサウスウエールズ州立図書館の1928年の記録
にはその日の獲物としてアボリジニ17人の記載があ
る。おかげで300 万人いたアボリジニは20万人に減
り砂漠の居留地に封じ込められた。東アジアでも日
本とタイを除いて殆どの国が植民地となった。
アメリカ大陸では1620年のプリマス上陸以来、ま
ずインデアンをすべて虐殺してから黒人奴隷を連れ
てくるスペイン方式ではなく、同時並行で行った、
そのため1863年黒人奴隷解放宣言の後も壊滅作戦は
続行され、翌年サンドクリークの虐殺を行っている、
スー・シャイアンはその後12年間戦い続けカスター
将軍をリトル・ビックホーンで討つなどして絶滅を
免れたがそれまでに延べ1 億人が殺されている。
ロシアではロシア皇帝支配のツアーリズム統治下
奴隷制が行われスラブ(Slav)民族は奴隷の人のこと
となり奴隷(Slave) の語源となった。共産革命後も
1918年レーニンが絶滅収容所を作って以来1500万人
(説によっては5000万人) が奴隷として働かされ財
産を没収された。日本人のシベリヤ抑留による奴隷
死は少なく見積もっても35万人以上とされる。また
共産革命の輸出により世界で1 億7000万人が犠牲と
なった。
支那では王朝の交代の度に一度に数千万の人口が
消えているが、太平天国の乱では、わずか10年間で
4億3200万の人口が2 億6700万人に激減してしまっ
た。支那は天下公認の略奪を常態とする兵匪(へい
ひ) の国であり支那事変で中国大衆を略奪したのは、
日本兵ではなく支那兵です。自国民の虐殺だけでな
く、中国は今でも漢や唐の時代でもシナではなかっ
た満州や蒙古、チベットを征服したままです。チベ
ットでは8000人のチベット軍が壊滅したあと128 万
人を虐殺・餓死させ4500あった寺は99%、7000あっ
た僧院は9 割破壊された。歴史的に中国の膨張主義
は流民・難民によって行われてきた、食いつめた人
民はバッタの大群となって押し寄せる。昔の支那の
中原とは河南省(かなんしょう) ・山西省(さんせ
いしょう) ・陝西省(せんせいしょう) あたりをさ
していたが、いつのまにかどんどん拡張していった。
1949年、蒋介石の国民党敗残兵とその一族 150万
もの武装難民が台湾に逃亡した。夷であった台湾を
中国の領土に併合しようとする、中華膨張主義の実
例である。すでに日本では中国からの不法難民が多
数入って問題を起こしている。外国人参政権要求も
高まってきている、中国では内陸の過剰人口 2.6億
人が海岸都市部に彷徨(ほうこう) している、彼ら
は内乱でも起こると、当然海外に押し出される難民
の予備軍であり、中国膨張の尖兵である、軽視して
いると日本が乗っ取られ、満州やチベットと同じく
民族壊滅の危機に陥りかねない。満州族は絶滅寸前、
チベットでは 750万人の中国人の流入と虐殺・略奪
によりすでに人口比が逆転している。ドイツのホロ
コーストを糾弾しながら世界がこのジェノサイドを
無視するのはユダヤ人がキリスト教の親類宗教の白
人だからであり、異教徒・異民族はどうなっても関
心がないからであろう。
アメリカは侵略開始の常套手段として、綿密な謀
略と国民の扇動を常としている。1846年米墨戦争で
はリメンバー・アラモ砦、1898年米西戦争ではリメ
ンバー・メーン号、1941年大東亜戦争ではリメンバ
ー・パールハーバーである。ハワイ王国を謀略によ
って強奪したアメリカは、西部劇の延長として日本
侵略を計画し、開戦に導くためオレンジ計画を周到
に準備し、日本の軍事力を消耗させるためにロシア
と共に蒋介石をそそのかし、多量の軍事物資と軍事
顧問団を送って支那事変を起こさせ、義勇飛行隊と
偽って正規の空軍(フライングタイガー)2000人を
派遣し日本軍と対戦している(国際法違反) 、さら
にABCD(米英中蘭) ラインという経済封鎖をし
て石油その他、資源のない日本にとっての致命的物
資の経済封鎖をした上でハル・ノートという最後通
牒を突きつけてきた。アメリカは真珠湾攻撃を事前
に知っており日本の攻撃1 時間20分前に日本の潜水
艦を公海上で撃沈している(米国海軍ヒューウィッ
ト調査機関提出書類第75(1945年6月7日)による、
日本語訳は『現代史資料』35巻(みすず書房) 407
〜409 貢参照)。宣戦布告無き戦端はアメリカが開
いたのである。(次頁へ続く)
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