生活者主権の会生活者通信2000年12月号/15頁..........作成:2000年11月27日/杉原健児

討論会:日本の安全は此れで守れるか?

記録 小枝 尚

『安全保障』

10月10日本年度第一回の討論会がを副代表繁野陽 一氏(企画担当)の発議により「安全保障」の議題 で開催されました致した。参加者15名でした。 冒 頭司会者繁野氏から本討論会開催の主旨説明があり 「日本国の現状を考える時国家の存在に関わる安全 保障に関する真剣な論議がおざなりにされていると 思うので討議して欲しい」むねの挨拶の後、討論が おこなわれた。 発言者の論旨『質問:軍隊は持つべきか』 A氏:国民の安全を守る事は我が国に対する侵略 を防ぐことでであり、外交に依るも、軍事力の後ろ 盾が必要。/B氏:軍備だけ充実しても隊員の心意 気が無ければだめ、それには国家が守べき価値あり、 とする国民の強い意志が必要、自虐史観の教育を見 直し自国に自信の持てる国民が必要で教育改革をす べき。/C氏:若い頃は社会党の主張した非武装中 立に共鳴し活動したが、社会経験を積んできて、非 現実的であると感じ、現在はある程度の軍備は必要 と考える。/D氏:日本で開発、発明された最新技 術がやすやす外国にもれ、相手方の攻撃 武器、手 段に利用されている、此れの秘密保持のもっと積極 的に取り組め。秘密保護法が必要。/E氏:議題、 安全保障も良いけれど、日本をどうしたら安心して 生活出来るか、と言うような問題があるのではない か。/E氏:自国の防衛に軍備は必要、自衛隊は軍 隊と明記すべき。/F氏:軍隊は持たない方が良い、 お互いにエスカレートして際限ない。現実、どの辺 りが妥当かの基準がない。自衛隊は明らかに軍隊で ある。/G氏:世界の全ての国が軍事力を放棄する よう国連で決議するよう日本が発議したらよい。イ ンドのガンジーの非暴力主義を支持する。/H氏: 軍隊は絶対必要、外国の日本領海侵犯に領土侵犯に はもっと強力に対処すべきで、 弱腰外交を非難する。 /I氏:自衛隊員に実戦の経験をさせるべきだ。/ J氏:国の危機に際して身命を賭して国民を守る心 意気の在る自衛隊退職者が多数いて、湾岸戦争では 外人部隊隊員として実戦経験もしている。/K氏: 独立国として軍隊は必要。軍隊だけでは国の安全は 守れない、輸入に頼る日本としてはエネルギー・食 料自給・環境破壊も視野に入れるべき。/L氏:日 米安保は、日本がアメリカの戦争に巻き込まれる恐 れがあり、危険な存在だ。種種の意見があったが、 自衛隊員は国家非常事態の時には身命を賭する人た ちで在るから、もっと胸を張って任務に励げみ誇り を持って生活をしてほしい。又国民も彼らを尊敬と 信頼の感情を抱くようになる事こそ肝要。そのため には現在の教育の見直しが必要との意見もあった。 『集団自衛権は認めるべきか?』 ◎認めるべき、一国での完全防衛に無理がある。 ◎認めない、他国の紛争に関与する事になる。 ◎日米安保を含めて皆で論議が必要。 以上。当初11月開催予定のところ会場の確保の都 合上急遽開催の形に成り、Eメール、FAX 、 はがき 依る御知らせと成りました。2・3回と議題を変え て開きますので多数のご参加をお待ちいたします。

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