生活者主権の会生活者通信2001年04月号/03頁..........作成:2001年05月03日/杉原健児


各種活動状況

【1】東京B区3月例会議事速報(大谷和夫AM)

[日時]2001年3月14日(水) 18:30〜21:30 [場所]喫茶室ルノアール蒲田西口店 [出席]大谷・久保田・吉田、以上3名 [配布資料] 1.日本政治の現状の問題点(大谷) 報告:2月例会の議事録は3月の生活者通信に記 載されている。 (配布資料の説明) 日本政治の現状の問題点として [A] 政治構造的問題点、[B] マクロ経済的問題点、 [C] 中央集権制の問題点が列挙された。これらの 問題を解決するために[D] 日本改革の突破口が例 示された。同時に[E] 改革をしなければどうなる かが検討され、改革の為の必要条件が示された。 [F] 首相公選論の反論や、経済政策学会の[G]21 世紀日本の制度転換と地方分権についても紹介さ れた。 [議事] 配布資料をベースに、日本の政治・経済的危機 状況を如何にして打開するかについて3人で文殊 の知恵を絞りあった。 1.中央集権制の制度疲労を克服し、地方自治の自 立化をはかることが日本の改革の最重要項目とな る。現在既に日本の中央・地方の財政は破綻状態 であるが、外国の例を見るまでもなく、人的資源 からみて、日本の地方ブロック毎の経済的自立は 充分に可能である。 2.上記改革を実現するには、之に反対している国 会議員、中央官僚、ぶら下がりの地方首長・議員、 同じくぶら下がり或いは政治に無関心な若者を含 む国民層、基本問題の解決に消極的なマスコミの 意識改革が必要である。 3.改革の進まない原因の一つは危機意識の不足で あろう。戦中・戦後直後の経験者が次第に消えて、 高度成長期以後しか経験していない層が増え、生 活難、生命の危険に関して鈍感になっている。ど うして今危機なのか、危機が進むとどうなるか、 分かり易い危機意識の醸成が必要であろう。 4.諸外国と対比して、日本人の国家意識ははなは だ曖昧である。特に戦後の教育で問題が多く、こ れが政治家、官僚、国民、ジャーナリストの意識 の不健全を招いている。しかし教育改革が必要と しても、時間的に日本の危機回避に間に合うか疑 問である。 5.ITの進歩により、数多くのネット運動が展開 されているが、なかなか広がりが進まないのが実 態である。やはり国内に広く議論を巻き起こすた めには、マスコミの利用が最も効果的であろう。 マスコミを通じて問題提起するシナリオを作成す る必要があろう。 6.広くマスコミを通じて論議を進めるためには、 会の名前も「生活者主権の会」ではインパクトに 乏しく、たとえば「日本再生の会」などの分かり 易い名が必要であろう。又「地方分権」も適当で なく、テーマとして「地方自治自立化」といった 表現も工夫する必要があろう。 7.本件に関しても基本的な問題として日本人の 「島国根性」の克服が必要である。現在の日本人 の意識構造も、自己中心的になったとはいえ、本 質的には戦前と殆ど変わりない。つまり、視野が せまい、合理的でない、学習を軽視している、戦 略性に欠ける、という欠点を抱えており、これを 克服しない限り、世界で生きてゆくことは困難に なる。 8.次回はマスコミを通じて議論を進める為のシナ リオについて具体的に検討を進める。 9.議論のあとで海外事情について日本に伝わるイ メージと実態との相違或いは国による常識の相違 について話し合った。

【2】東京D区3月例会議事録(吉井正信AM)

日時:2001年3月3日(土)10:00〜12:00 場所:練馬公民館・ 第二会議室 出席者:中山・沖山・長妻謙・治田・板橋・矢島・ 吉井・日野・小野寺、以上9名 1.臨時総会について吉井より報告がありました。 詳細については生活者通信3月号を参照下さい。 2.地方議員の政務調査費の条例化において、政務 調査費の情報公開促進を求める陳情書の提出をし ました。東京都議会と豊島区議会は吉井が、練馬 区議会は矢島が提出しました。 3. 沖山練馬区議の報告によれば、上記政務調査費 の公開は条例に盛り込まれる予定で、また領収書 も添付も義務付けるが、領収書の受け取りができ ない場合(交通費等)は出金伝票を起こして添付 する予定。 4.日野豊島区議の報告によれば、今定例会におい て制定される条例には公開はうたわれないで、陳 情書の扱いも継続審議になる見込み。 5.3月31日までに、東京都議会をはじめ東京2 3区議会において政務調査費の条例が制定される ので、それを纏めて公表し、非公開の議会に圧力 をかける方向で当会は動きます。 6.その他政局について懇談しました。

【3】F区3月例会報告(小俣一郎AM)

日時:2001年3月8日(木) 18:35〜20:30 場所:ルノアール小滝橋通り店会議室 出席者:河登・杉原・治田・小俣・木村・岡田 以上6名(敬称略) 1.インターネットでのネットワークの可能性 a.市民個人が発信機能を持ったときがチャンス との認識を持つ杉原さんから、仮称『革新市 民ネットの会』について報告があり、それを 元に、インターネットで政治を変える可能性 について話し合った。 b.長妻事務所のインターンシップの学生、木村 さんに特別参加して頂き、学生の視点からの 指摘、また、自らのホームページについての 経験も話してもらった。 《検索に引っかかるようにHPを作る》 《同系のHPに入っていきリンクを求める》 c.現在、杉原さん、治田さん、佐藤さんが参加 している『革新市民ネットの会』に河登さん もリンクすることになった。 2.「一票格差問題特別委員会」関連 今後の活動の進め方について意見交換を行った。

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