生活者主権の会生活者通信2006年09月号/03頁

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ノーベル賞について

神奈川県城山町 平岡 昭三

残暑お見舞い申上げます。今日は鎖夏法の一つとして、ノーベル賞について涼しいお話をご提供
申上げます。
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朝日新聞東京本社 論説委員 清水 建宇様                   H.18.7.26
                     (ノーベル賞について) 
(一)貴職のH.18.7.25.朝日新聞夕刊「もう一つのノーベル賞」を読んで思ったことをお知らせ
申上げます。その記事に直接関係はないので有りますが、ノーベル賞の候補者のことであります。
私は、之までトヨタ自動車の幹部の豊田英二氏が候補に上がらないのが、不思議で仕方がありま
せん。関係者の目は節穴ではないかと思っております。
(二)20世紀、世界的に見ましても、女性の地位が格段に向上致しました。之は人類にとって
大変喜ばしい事だと存じます。そしてその女性の地位の向上に大きく貢献したものの一つに、自
動車の全世界的大衆普及化があります。女性が男性に劣るのは、重量物の運搬能力だけでありま
した。処が、大衆車の全世界的普及によって、このハンディキャップも見事に解消致しました。
トヨタ自動車が先頭に立って、女性でも容易に駆使できる安価な大衆車を世界中に広めたのであ
ります。このことは、正に驚くべき女性の地位の向上に直結したのであります。世界中の皆様は、
このことにお気づきではないのでありましょうか。
 これ程、歴史的劇的大変化は、滅多にあるものではありません。さて、この大衆普及化に最も
貢献したのは、世界的に見て誰でしょうか。世界の自動車メーカーは、皆夫々何がしかの貢献を
しておりますが、その中でも最も貢献度の高いのは、紛れもなくトヨタ自動車であり、その普及
推進の中心人物でありましたの豊田英二氏だと思います。
(三)ノーベル賞の本質は、人類の向上発展に著しい貢献のあった人に与えられるべきものだと
存じます。その点、他の誰よりも大きな貢献のあったのは、同氏をおいて他にないと思います。
この人にこの賞を送らねば、ノーベル賞の精神が泣くと思います。
 この際、貴職に於かれましたは、その筋に働きかけて頂き、私及び世界の女性の声なき願いが
適えられますよう、お取り計らい下されたくお願い申しあげます。
 
【参考】H.18.7.25.朝日新聞夕刊 窓(論説委員室から) 「もう一つのノーベル賞」(抜粋)
 フィンランド政府などがつくったミレニアム技術賞は2年に1度、人類の生活を向上させた技
術の開発者に贈られる。賞金は1億4千万円。ノーベル書に匹敵する。・・・2回目の今年は、
青色ダイオードを開発した中村修二氏に決まった。・・・小泉首相の発案で、ノーベル賞級の賞
金を贈る野口英世賞がつくられる。・・・

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