<ブログ探訪>       明治維新の黒幕はグラバー商会?


インターネットのブログ(私的掲示板)を見ていると、ウソのような本当の話に出合うことがある。質の良いブログは貴重な情報源だ。

過日、ライトフライ級チャンピオンになった亀田選手の八百長による勝利は、早くからインターネット上のブログで予告されていた。結果は予告通りになった。明らかな負けにもかかわらずチャンピオンになれる先例は鬼塚だそうだ。鬼塚は再戦でも判定勝ちでタイトルを防衛している。TBSと亀田選手所属の協栄ジムには鬼塚のときのノウハウがあるという。

少々古い話ではあるが明治維新最大の黒幕は、長崎のグラバー邸の持ち主トーマス・ブレーク・グラバーであるとするブログに出会った。グラバーの背後にはアヘン戦争の仕掛け人、大商社ジャーディン・マセソン商会がいる。つまり、ロスチャイルド→ジャーディン・マセソン→トーマス・グラバーという構図である。坂本竜馬は1865年5月に亀山社中を設立し、多量の武器弾薬をジャーディン・マセソンの信用(状)を通じてグラバー商会から買い付け、それを薩摩藩に売り渡している。竜馬はグラバーのエージェントだったのだ。死の商人グラバーから武器弾薬を調達できなかったら、戊辰戦争で官軍が勝利することはできなかっただろう。

竜馬の死後、利権を受け継いだのが岩崎弥太郎である。岩崎はグラバーの事業を引き継ぎ、三菱財閥を創ったとしている。

このブログを書いているHEAT1836と名乗る人物は、その内容からユダヤ資本を敵視する副島隆彦氏と思われる。

副島氏のユダヤ敵視の主張には荒唐無稽なところが多いが、同氏の著書「属国・日本論」改訂版(五月書房刊)に記載しているグラバー商会と幕末の勤皇志士との関係は本当だろう。かねてより伊藤博文と井上馨の行動は「尊王攘夷」とは無縁なので疑問に思っていたが、鎖国の禁制を破りグラバー商会の手引きでイギリスに密航したとすれば合点が行く。伊藤と井上もグラバー商会のエージェントだったのだ。グラバー商会が明治3年に破産した後、伊藤は英国ロスチャィルドの日本における代理人になったという。

「尊王攘夷」に忠実だったのは山県有朋である。山県と伊藤の仲が悪かった理由も納得できる。副島氏はハルピン駅頭で伊藤を暗殺したのは山県の支配下にあった日本陸軍であり、下手人の朝鮮人安重根は単なるおとりと推測している。俄かには信じがたい話だが、山県は大恩人の西郷隆盛を西南戦争で自刃させていることからみて、有り得ない話ではない。


 URL>http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200408220000/参照         (T・M記)