生活者主権の会生活者通信2006年12月号/01頁




生活者通信【12月号】

≪憲法改正問題特集号≫

第136号・2006年12月01日発行   ホームページ・アドレス http://www.seikatsusha.org/
年会費:初年度1000円・以降3000円
郵便口座番号 00180-2-117354・郵便口座名称 生活者主権の会

発行人・編集委員長:小俣一郎
編集委員:岡部俊雄・治田桂四郎・松井孝司・吉井正信
事務局:〒156-0045 東京都世田谷区桜上水1−15−11 澤井正治
TEL&FAX:03-3302-2110  E-MAIL:msawai@hotmail.com


憲法改正議論

生活者主権の会代表 小俣一郎

 戦後も既に60年を越え、9月には初の戦後生ま
れの首相が、「憲法改正」を命題として掲げて誕生
した。憲法改正問題には慎重であったはずの公明党
もその安倍晋三新首相を支持し、引続き与党の立場
を保持した。また、隣国北朝鮮は核実験を行った。
いま一つの大きな節目を迎えている、と言えるのだ
ろう。
 安倍新首相はもう一つの大きな命題である「教育
改革」についても、今国会での教育基本法の改正に
向けて指導力を発揮している。自公両党の足並みの
よさは公明党の代表が交代しても変わっておらず、
おそらく改正案の成立は間違いないであろう。そし
てそれが一段落した段階で、安倍首相は「憲法改正」
についても、何らかの強力な方向性を示すのではな
いだろうか。
 この会報12月号を「憲法問題特集号」とし、会員
の皆さんにご投稿頂いたが、「憲法改正」がより現
実味を帯びてきた今日、この国家の根幹に係わる問
題について、今回に限らず頻繁に、いろいろな角度
から議論を重ね、どの方向に進むのが最良であるか
を見出すことに、当会も参画していく必要があるか
と思う。
 当会は前身の「平成維新の会」の頃から、「いい
国をつくる」ために活動を行ってきたが、その目標
が大きいものであるが故に、個々の問題については
会員間の考えが異なるものも多々存在する。しかし
それが当会の特色でもあり、当会はその多様性ゆえ
により違う角度から「憲法改正」議論を深めること
ができるのではないだろうか。
 私も個人の立場で、これから広く論戦に参加して
いきたいと思う。


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