生活者主権の会生活者通信2007年04月号/01頁




生活者通信【4月号】

第140号・2007年04月01日発行   ホームページ・アドレス http://www.seikatsusha.org/
年会費:初年度1000円・以降3000円
郵便口座番号 00180-2-117354・郵便口座名称 生活者主権の会

発行人・編集委員長:小俣一郎
編集委員:岡部俊雄・治田桂四郎・松井孝司・吉井正信
事務局:〒187-0011 東京都小平市鈴木町1−498−6 小俣一郎
TEL&FAX:042-326-7229  E-MAIL:i.omata@nifty.com


統一地方選挙が始まりました

生活者主権の会代表 小俣一郎

 東京都知事選挙が始まりました。
 当初は4年前と同様に、石原氏の独走かと思われ
ていた都知事選挙は、浅野氏の出馬で俄然熱を帯び
てきました。
 公開討論会も8年ぶりに開催され、欠席が噂され
ていた石原氏も、公務で約30分遅刻したものの参加。
これも浅野効果かもしれません。
 今回の公開討論会は、開場前から長蛇の列で、関
心の高いものでした。討論も討論会らしく候補者同
士のやり取りもあり、聴き甲斐のあるものでした。
 この公開討論会は、「リンカーンフォーラム」が
中心となって、1995年から地道に続けられてきたも
のですが、年輪を重ねて、充実したものになってき
ていることを改めて感じました。
 マニフェストについては、やはり浅野氏はしっか
りとしたものを出してきました。石原氏にも期待し
たのですが、残念ながら石原氏のものは旧態依然の
選挙公約でした。
 マニフェスト作成では、情報を持っている現職が
有利とされています。ですから石原氏には4年間で
実行する具体的な数値、期限、財源等をぜひ示して
欲しかったのですが、発表された公約は抽象的で、
その実現に際しては裁量によりどのようにでも変更
できる内容のものでした。
 石原氏の公約は、「東京再起動」と謳われており
ます。再起動と表現していることから、石原氏自身
が現在の石原都政が行き詰っていることを自覚して
いることが想像できますが、それならば、東京から
日本を変えるのであれば、ローカルマニフェスト解
禁という時代の流れに即した、我々をも唸らせるよ
うなマニフェストを出して欲しかったと思います。
 これから投票日に向けて長い選挙戦が続きますが、
その論戦の中で、東京が抱える問題点がより明確に
なり、それへの対処を都民自らが選択できるように、
争点もより鮮明になっていくことを期待します。
      * * * * *
 当会では、今回の統一地方選挙では計8名の方を
推薦しました。現在、選挙対策委員会を中心に支援
活動を展開しています。
 会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。


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