道州制ビジョン懇中間報告への意見
道州制実現推進委員会委員長 平岡 昭三
同懇談会への意見は、300字程度とのことでしたが、それでは収まらなかったので、下記文章を別の意見として委員長名で送付しましたのでご紹介します。
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内閣官房副長官補室 生活者主権の会
道州制実現推進委員会
道州制ビジョン懇談会中間報告担当 御中
委員長 平岡昭三
道州制ビジョン懇中間報告への意見
私どもの会は、道州制の実現のみが、諸悪の根源である中央集権制を解体し、この国を活性化出来る唯一の方法と考え、長年その実現推進を訴え続けて参りました。今回の貴中間報告は、方向としては全く同感で、心強く思っておりますが、尚不十分と思う点を下記ご意見申し上げます。
記
この中間報告で一番欠落しているのは、4.の(4)の「国の役割」が、@からOまで、項目が羅列されているだけで、その具体案が皆無な点であります。今日、世間で中央集権制の解体が、多方面で叫ばれているにも拘らず、それが一向に進まないのは、この、国の役割縮小の具体案が出て来ないからであります。どの道州制案にも、それがないから誰も道州制を本気にしないのであります。それは一体、誰が立案するのでしょうか。
それを各省庁に任せて置いては、百年河清であります。12省庁等のどことどこを、どの様に業務を限定し、どのように権限を縮小し、何名を何名に減らす等、具体的に明示しなければ、本報告及び次ぎの最終報告での素晴らしい説明も、全て画餅に帰するのは必定であります。
次ぎの最終報告では、勇気を持ってこの具体案を策定していただく事を念願申し上げます。