玄葉光一郎氏宛懇談依頼状

道州制実現推進委員会委員長 平岡 昭三

 道州制実現推進委員会では、江口克彦氏の講演を受け、民主党の玄葉光一郎衆議院議員に下記の懇談依頼状をお送りしましたのでご報告します。

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                                   H.20.7.22 .

民主党 衆議院議員 玄葉光一郎 様                                  

 生活者主権の会 道州制実現推進委員会 委員長 平岡昭三

 

前略

(ご懇談お願いの件)

(一)H.20.7.13.に弊会の年次総会で、PHP総合研究所社長の江口克彦氏に「地域主権型道州制」についてご講演を頂きました。その講話の中に次の二点がありました。

1.3月に、小沢代表にこの道州制の講話をしたのに対し、小沢氏は「従来、道州制は不要で、中央政府と市町村の二層構造で充分と考えていたが、お話を聞いて、地域主権型道州制は大いに結構であり、之こそ私がやりたい政策だ。」とのことであった。恐らく小沢氏は、初めて「地域主権型道州制」についての本格的説明を受け、その本質を認識されたのではないか。

2.民主党でも道州制の講話を行ったが、参加者からは道州制への賛同の声が寄せられ、若手議員からは「早速、わが党の地方分権推進委員会の名称は、地域主権推進委員会に変えましょう。」との発言があった。

(二)以上により推定させて頂きますと、貴党の内部でも、マニフェストに再び道州制を掲げる空気が醸成されつつ有るのではないかと愚考致します。道州制は票にならないという俗説も有りますが、矢張り良識ある有権者から見ても、基本政策を明示して頂くことは、不可欠ではないかと考えます。最近、お株を奪ったように、自民党、公明党、経団連等、周囲で道州制論議が喧しくなって参りました。

 自民党の本質は中央集権制依存ですから、似非道州制しか出来っこない理でありますが、此の儘では民主党の専売特許が、無くなってしまうのではないかと憂慮致しております。

(三)就きましては、その辺につき一度お時間を頂き、ご懇談させて頂きたいと存じ上げます。日時と場所は問いません。20分〜30分にても結構であります。ご多忙とは存じますが、是非、ご承引賜りたくお願い申し上げます。ご承諾の上は、私ども若干名で参上致したく存じます。

以上何分宜しくお願い致します。

                                   早々