省エネルギー、コジェネ技術
神奈川県相模原市 澤井 正治
本年の洞爺湖サミットは地球温暖化対策が大きなテーマでした。
地球温暖化対策としては、自然エネルギーの利用拡大、省エネ、省熱技術の普及が課題となります。省エネ技術の一つにコジェネによるエネルギー消費の削減という手段があります。
江頭さんの顔の広さのお陰で6月29日はコジェネの応用例である大江戸温泉物語へ、この時は廃棄物処理、ゴミ発電(バイオマス発電)によりエネルギー源を得ていると言うのはチラと聞きました。そして、7月9日には日本エコ発電株式会社の郡司課長の先導の元、やはり大江戸温泉物語の処理施設、ならびに日々の運用についてお伺いできました。
さらには7月27日には21世紀のライフスタイルを考える会を利用して、やはりコジェネシステムを採用している新宿三井ビルにおける同システムを見学、運用についても色々お聞きできました。
温泉物語は単一施設でしかも契約相手も単一と言う事で廃棄物の内容の斉一さとか、貯留タンクへの投入の際の諸注意などもよく守られ機械が緊急ストップすると言うことは少なかったそうですが、三井ビルの方は色々雑多な飲食店からの廃棄物のために攪拌羽が壊れるなどというトラブルもあったそうです。何度かの説明会でようやっとなくなったそうですが、店員の入れ替わりも激しく安定操業をするには事務所系のビルとは違う困難があるそうです。
コジェネの機械装置ですが小型化を進めて個人住宅への普及を目指しておられますが、まだ中々だそうです。今だと6軒程度の集合住宅でようやくペイするかと言うレベルだそうです。
機械装置をさらにスリムにして低コスト化をはかることと国や自治体からの購入者への援助が望まれると感じました。