メタボリック・シンドローム

神奈川県相模原市 澤井 正治


 メタボリック・シンドロームはメタボと略し、脂肪吸収抑制茶葉や糖質排泄促進ドリンクなどが肥満になやむ人々を顧客ターゲットとして、特定栄養食品の名の下に、商品開発が盛んです。

小生は身長164cmにして67キロと肥満気味でしたが、30歳代には70キロの大台に乗ったこともあり、体型も筋肉質でしたので、気にも留めて居ませんでした。ところが、内科検診でHbA1C(ヘモグロビン・エーワンシー,血糖値は日内変動が激しく、こちらの指標が平均の血糖値を示す)が、高い結果が出ました。尿糖は出て居ませんが耐糖能試験で明らかに血糖値の減衰が悪いと言うことで、本年3月に血糖下降薬のお世話になることとなってしまいました。このままでは本当の糖尿病になってしまう。糖尿病は万病の元ですからね。血管壊死から関節の壊疽、そして足切断やら人工関節のお世話になるかも。また、網膜血流の障害から網膜剥離などを起こす恐れもあります。この危機感の元に減量に取り組みました。

小生は高校時代は陸上部に在籍し、走りには自信がありました。で、毎朝4キロ走を日課にしようとしたのですが、女房が70歳80歳になっても継続できるようにウォーキングにしなさい、ランニングよりもアクシデントの可能性も低い、とアドバイスを呉れました。なるほどと思った次第で、毎日2キロのウォーキングを日課としました。そして、食事療法です。食べる速度が速い、量を食べないと満腹感がない、この二大敵に抗するために生キャベツを150グラム程度、食することとしました。この食前のキャベツは食事時間の延長と咀嚼運動の促進で胃腸にも優しいです。

このキャベツとウォーキングのお陰で60キロまで減量できました。近医からは先月に血糖降下薬の服用は必要ありません。と宣告されました。会社ではキャベツ・ダイエットと称して肥満気味の人に奨めています。