民主党の政策について
東京都文京区 岡戸 知裕
自民党は861兆円の負債を残し民主党という管財人に引き継がれた訳ですが、管財人たる民主党の最重要事項として、債権者たる国民に返済計画を示す必要があります。
これには人員整理を含む大きな変革がなくてはなりません。
借金の利払いが20兆円と言われていますが、これも人員整理や事業の整理で充分捻出できるはずです。
例えば高速道路にしてもファミリー企業のみに開放しているパーキングエリアの食堂や売店、スタンドなどから発生する利益を本来の収益として活用すれば、高速無料化もたやすくできるはずです。
野合の結果生まれてきた政策である、郵政民営化見直しやインド洋での給油活動の見直し及び鈴木宗男との選挙協力など非常に問題があると思います。将来に禍根を残す結果になるのではないでしょうか。
とくに外交については国家の盛衰を左右する問題であり看過できません。
例えば欧州で始まった第2次世界大戦に日本が巻き込まれたのは、日独伊3国同盟により英米と対立したことからです、外交というのは一寸誤れば、国民の生命に直結する問題なので、真剣に対処する必要があります。
日米の軍事同盟については、今後増大する中国の軍事的な脅威及び北朝鮮の核開発や拉致問題の解決に、米国との軍事同盟は必須です。
歴史的にみても日英同盟の解消が日本の漂流の始まりと見ることができ、解消と同時に日本の軍事費が飛躍的に増大しています。
いつまでも米国頼りの軍事同盟ではなく、集団的自衛権を確立して日米互恵の対等な関係にするべきでしょう。マッカーサーが作った憲法9条についても改正が必要であれば改正するべきでしょう。(おそらくマッカーサーは墓場で、日本人はなんとナイーブな国民かと苦笑していると思います)戦後ドイツは40回以上憲法を改正してきています。
やはり現実に即した憲法に変えるといのが国際常識でしょう。
鈴木宗男という犯罪者と共闘を組むというのも問題ありです。
鈴木は二島先行返還論を唱え始め、当時の森首相に噛み付いた議員です。
二島先行返還論はエリツィンから頼まれてきたといわれており、まさに売国奴的な政治家です。
郵政民営化についても時代の流れに逆行するようなことを唱えても仕方がないと思います。むしろ民営化して株式の売却益を国債の償還にあてるべきでしょう。そういった意味からも国債の償還プログラムがないという現実は実に無責任だと思います。
また亀井静香などというもっとも自民党的な議員とどうやって共闘を組むのか理解に苦しみます。海外からは自民党には党の理念がないと言われてきていますが、政治家に理念がないというのも、実に恥を知れというほかありません。