生活者主権の会生活者通信2010年01月号/01頁




生活者通信【1月号】

第174号・2010年01月01日発行   ホームページ・アドレス http://www.seikatsusha.org/
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無血の平成維新

生活者主権の会代表 小俣一郎

 鳩山首相は10月26日の就任後初の所信表明演説
において、鳩山内閣の現在の取り組みを『無血の
平成維新』と表現しました。
 私も総選挙前後の巻頭言で『平成維新』という
言葉を多用しましたが、時の首相が初の所信表明
という晴れの場でそれを使ったことは驚きであり、
非常に嬉しいことでありました。
 「平成維新の会」を前身とする当会にとって、
これまでの長い活動を慰労するかのような出来事
であったかと思います。
          ☆ ☆ ☆
 さてその鳩山内閣だが、12月中旬に発表された
各紙の世論調査で内閣支持率が軒並み急落した。
そこでは鳩山首相のリーダーシップに対して厳し
い評価がされていた。
 国連での演説で颯爽とスタートした鳩山さんだ
が、その後は予算折衝や普天間基地問題等でその
指導力に?マークが付けられている、というのが
現状かと思う。偽装献金問題も影響しただろう。
 政権交代100日目という節目の日に元秘書が
起訴され、謝罪会見をせざるを得なかったことは
いまの鳩山さんの状況を象徴するような出来事だ
ったが、はたしてこれを機に反転攻勢できるのか。
改めて鳩山首相の力量が問われている。
 一方、民主党への支持率はあまり下がっていな
い。大臣始め政務3役が活躍し、「仕分け人」が
ムダを追及。これまでの自民党政治とは違った、
政治家が中心となった政権運営が、しかもオープ
ンな形で展開されていることが、民主党に対する
期待値が依然高い要因かと思う。
 年が明け、通常国会が始まる。
 閣議決定された来年度予算案には、新政権の特
徴を出そうとした努力の結果が表れているとは思
うが、時間的な要因もあり、ムダ削減への踏み込
みが不十分であることは否めない。
 不況による税収の大幅な減少という追い打ちも
重なり、マニフェストで打ち出した政策にも過渡
的な妥協を入れざるを得なかった。それでも国債
発行は税収を上回ることになる。当然国会では野
党から激しく追及されることになるだろう。
 国会審議を通じて、現状を国民に丁寧に説明す
ることが必要である。
 並行して、ムダの削減に常に取り組み、それこ
そ特別会計を一つずつ洗い出して、政策の原資を
発掘する作業が不可欠である。まとまった額が出
てくれば、直ちに補正予算を組むという方法でさ
らなる景気対策も打てるし、政権公約をより推進
することもできる。
 もちろん、情報公開には当然引き続き力を入れ
なければならない。自民党時代に密室で行われて
いたことを、隠されていた情報を、できるだけ表
に出す。「核密約」のように、政権交代を機に表
面化する情報はこれからも続くだろう。
 混乱している沖縄の問題も、隠されていた情報
が明らかになるといったことがあれば、先送りと
も見られている鳩山さんの決断が、結果的には大
きな転機をもたらし、鳩山内閣への支持率が回復
するということになるかもしれない。
 ともかく、『平成維新』はまだその端緒につい
たばかりである。鳩山さんの奮起に期待したい。


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