今後の当会の活動は?

                代表 小俣 一郎


 177号で「次期代表選挙については、『ぜひ、新しい人に手を挙げて頂きたい』というのが私の基本的な考えです。」と申し上げましたが、ある方から 「1.小俣さんはいろいろとやっているので、代表の業務の内容を示した方がよい。2.新規立候補者が出た場合には、小俣さんは立候補しない事を予め宣言しておいた方がよい。3.小俣さんが副代表として新代表を補佐することを明言するとよい」等のご助言を頂きました。ありがとうございました。

そこで、ご助言に対する答えも含め、当会の今後の活動について、私の考えを改めて申し上げたいと思います。

まず、先月も申し上げましたが、「政権交代が実現し、平成維新の会から続けてきた当会の活動に一つのけりがついた」これが私の考えの出発点です。

当会の会員数は200名を超えますが、政権交代が実現した今日、会員の皆さんは会が今後どのような方向に進むのがよいと考えていらっしゃるのでしょうか。ここが最大のポイントです。

「1年間ゆっくりと考えましょう、ということになりました」とも書きましたが、慌てる必要はないと思いますが、これが決まらなければ次には進めないのも事実です。

私は個人的には、今後の活動については「白紙の状態で考えた方がよい」と思っています。

新たな方向に進んだ方がよいと強い意思を持たれる方がいて、会員の多数の支持を得られるのであれば、これまでの活動にこだわることなくその方向に踏み出していくのがよいと思います。当会には会則がありますが、それも必要があれば変更すればいいわけです。

これまでの延長の形で、道州制により力を入れる、あるいは推薦により力を入れる、これも有力な選択肢だと思いますが、その方向でいいのか、改めて会員の皆さんの現時点での考えを確認する必要があると思います。

そしてその方向へ行くのであれば、それが一番と考えている方が会を引っ張っていく方がよいわけで、道州制を旗頭にするのであれば、その実現に向けての戦略の練り直しが必要だろうし、推薦に力を入れるのであれば、推薦方法の変更といったことも考えなければならないと思います。

区切りがついたのだから「会を解散しよう」といった驚きの選択肢もあるかもしれません。

せっかくの人脈を維持することを主眼として、「仲良しクラブ」として維持するといった方法もあるかもしれませんし、いまある組織や資金を温存し、新たな目的やリーダーが見つかるまで当分の間「冬眠」するのもいいかもしれません。

今回、当会の今後を考えるために本号の5ページから8ページにかけて、平成維新憲章から当会の会則、運営細則等の諸規定を掲載しました。当会はこれまで、これらに基づいて活動を展開してきたわけですが、新しく入会された方には初めて見るものもあるかもしれません。

例えば、会則に掲げている当会の目的は「平成維新憲章の理念を実現する」ですが、「平成維新憲章」とは何ですかと疑問に持たれる方もいらっしゃるかと思います。5ページの上にそれを掲載してありますが、括弧内に書いてありますように、それは当会の前身『平成維新の会』の、初めての全国大会で採択された宣言です。

今後も現在の目的を掲げ続けるのか。そのような根本的なところから話し合う必要があるかと私は思います。一区切りついたのですから、それこそ「ガラガラポン」の精神で当会の今後を考えようではありませんか。

ところで、代表の役割ですが、立候補趣意書に掲げた方向に会をリードすること、そのためにエリアマネージャー以外の役員人事を決めること、これが代表の基本的な役割かと思います。

その他、イベントの際の挨拶や、首都圏市民会議等に参加して他団体との交流を深めたり、会報の巻頭言を書くこと等が上げられるかと思いますが、他団体との交流も巻頭言も、他の人が担当しても構わないわけで、代表が絶対にやらなければならないことではありません。

現在私が抱えている役割の多くは、代表以外の、兼任している役員(総務・名簿・会報・HP・メルマガ)としての業務ですので、それを差し引けば、代表の業務自体はそれほど多くないかと思います。

新代表がこれまでの仕組みを継続して会を運営されるのであれば、現在、会の実務を一番知っているのは私でしょうから、第2代代表の治田さんが副代表として私を支えて下さっているように、私が副代表として支えることを新代表が望まれるのであれば、もちろんお手伝い致します。

最後に、今回の代表選挙、私はまだ立候補届を出していません。締切日の15日までには出すつもりですが、他に立候補される方がいらっしゃれば、出さないつもりです。