道州制・最近の注目情報詳細(2011年3月)
道州制実現推進連盟 副会長 岡部 俊雄
1.関西広域連合:参加請願、県議会に提出−−関西州ねっとわーくの会 /奈良
(2011年2月14日 毎日新聞)
奈良県が近畿で唯一、関西広域連合に参加していないことに対し、道州制を推進する市民団体「関西州ねっとわーくの会」(高松義直代表)http://www.kansaishu.net は14日、広域連合への参加を求める請願書を県議会に提出した。この問題で請願が提出されるのは初めて。
請願書は「宿泊施設は全国最低、経済産業力も弱く、現状打破には新しい環境が必要」「関西の浮上を図る関西広域連合に参加し、奈良の発展を目指すべき」としている。
紹介議員は無所属会派の浅川清仁議員。民主党会派(9人)も関西広域連合への参加を求める方針を打ち出しており、紹介議員になる方向で検討する。23日開会の2月定例県議会で審議される。
【阿部亮介】
○関連記事1.広域連合「参加を」9割(2011年2月20日 読売新聞)
関西広域連合に近畿で唯一参加していない県の姿勢について県民に是非を問う街頭アンケートを、道州制を推進する市民団体「関西州ねっとわーく」(高松義直代表)が19日、奈良市の近鉄奈良駅前で実施したところ、約9割が「参加すべき」との意見だった。同団体は近く、近畿2府4県の知事に結果を送る。
アンケートは通行人に呼びかけ、「参加すべき」「不参加でいい」「わからない」の3項目別に、ボードに赤いシールを貼ってもらう形式。約1時間で「参加すべき」102件、「不参加でいい」6件、「わからない」7件の計115件の回答が集まった。
参加すべきとした生駒市の主婦(35)は「入らないメリットが伝わってこない」と指摘。不参加に貼った香芝市の会社員男性(21)は「将来的に入るべきだと思うが、現在ではデメリットの方が多いのでは」と話した。
高松代表は「なぜ奈良だけ入らないのかという疑問の声が多かった。知事にもう一度考え直す材料にしてほしい」と話した。
2.「まずは大都市制度を」、松沢知事「提唱」の首都圏連合に林市長/横浜
(2011年3月2日 神奈川新聞)
都知事選に出馬表明した松沢成文知事が唱える首都圏連合について、横浜市の林文子市長は2日の定例会見で、「首都圏連合という考え方は大事だが、どのような形になるのか、まだはっきりしていない。横浜市は大都市制度の実現へさらに強く取り組んでいく」と、あらためて県から独立した大都市制度創設に意欲を示した。
林市長は「九都県市首脳会議」に触れ、「会議では、石原慎太郎都知事がリーダーシップを取って、団結力を持ってやってきたが、松沢知事は広域連携をやろうと非常に強く主張していた。そういう視点も踏まえ、広域のトップとしてもっとスピード感を持ってやっていきたいと思ったのかなと、私なりに背景を考えている」との認識を示した。
松沢知事が都知事に就任した場合の首都圏連合や道州制について問われた林市長は「話が進んでいく可能性もある。ただ、あくまで仮定の話。横浜市としては『特別自治市』の創設を目指す川崎、相模原市など周辺自治体との連携が大事」と語った。
(道州制推進連盟HP http://www.dohshusei.org
から)
(“関西州ねっとわーくの会”は“道州制推進連盟”から派生し、同連盟と連携しながら地域主権型道州制、関西州の実現を目的に活発な活動を行っています。)