官僚と闘う政治の注目情報 (20111)

 

1.政務三役会議に次官出席 仙谷長官要請 政治主導なし崩し

20101229日 産経新聞)

 民主党政権は「政治主導」という金看板を下ろそうとしているようだ。仙谷由人官房長官は28日、各府省の閣僚、副大臣、政務官による政務三役会議に、事務次官、官房長が出席するよう求めた。かつて仙谷氏は事務次官職の廃止を主張したが、府省間の連携不足による政策決定の遅れなどの弊害が生じたため、官僚の力を借りる姿勢を明確にせざるを得なくなった。

 民主党が28日に所属議員らに配布した広報資料も、民主党政権の成果の筆頭格に「事務次官会議の廃止」を挙げている。

 仙谷氏は28日の閣僚懇談会で各閣僚に政務三役会議への事務次官陪席を求めた。1年間で認識が百八十度変わったようだ。