東西2大道州制を広く世間に提言しよう
神奈川県相模原市 平岡 昭三
私は最近、神経痛で足腰がふらつき、歩行器なしでの外出は困難なため、諸会議へも出席難で、発言も休止の状態であります。しかしながら、本件だけは黙視しえず、敢えて発言させて頂く次第であります。
(一)生活者通信209号に、小俣代表が「外交選択のための道州制」を書いておられ ますが、私も全く同感であります。同時に、中央集権の弊害や地方の活性化の側面も、 勿論重要であります。なかんずく、巨額の赤字と財政逼迫の解決は、一刻の猶予も許されず、之らへの唯一の抜本策こそが、道州制だと思うので有ります。
然るに、主な与野党は全て、道州制実現を謳っているにも拘わらず、具体策になると一向に進めようとしないので有ります。それは何故か。国民大多数がその必要性の認識が浅く、政治体制の現状維持の気持ちが強いことと、道州制には難問山積と称して、国民への説得も極めて稀弱なためで有りましょう。
(二)私がこの際、声を大にして全会員に訴えたいことは、之まで長年かけて、皆んなで汗を流して作り上げた本会の「東西2大道州制」を、上記の解決策として、今こそ自信をもって、広く世間に訴えようではないか、ということであります。本案の特徴は、先ず 全国を東西2つに分けて道州制を発足させ、其の上で次の再分割に進もうではないか、という現実案であります。
そうすれば、世間の恐れる諸問題は、徐々に氷解してゆくと思うので有り、之こそ唯一の道州制実現の方策と信じるところであります。
(三)今こそ、本案を世に問う絶好のタイミングであります。提出先は全与野党幹部、マスコミ、財界、労働界、全官庁、全都道府県知事、全国主要市町村長、等であります。これ等により、全国的に世論を喚起すればよいのであります。
之以上公表を遅らせば、タイミングを失することとなりましょう。そしてこのように公表しなければ、何のために汗水流して作成したのか、単なる自己満足に終わることになりはしないか、ということで有ります。以上により常識ある各位のご決断をお願い申しあげる次第であります。