たどるべき-4
東京都渋谷区 塚崎 義人
「かたよらないこころ、こだわらないこころ、とらわれないこころ、
ひろく、ひろく、もっとひろく〜〜〜」
薬師寺元管長・故高田好胤師
物質、生命、こころ、
どの世界にも同化できる善い考え
なにを、受けつぎ 過去(祖先は)
なにを、受けつがせ 現在(家族は)
なにを、受けつぐ 未来(子孫は)
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社会的原像3・・・齢
「氣」
*わたしたちの、思いや考え、行動や活動、すべて例外なしに自身を束縛、
ただ、そこに私念が入らなければ、束縛にはならない。
*束縛から離れるには、若いときから、学びをはじめるのが、
歳をとってから、やろうとしても、なかなかのむずかしさが。
*日課(食・齢・創)が規則正しく、若いときから、おこなわれるならば、
たくさんの、やるべきことが生まれ、内容も充実されます。
*ある方々が、生まれつき感性があり、さらに、より成長されるのは、
祖先・家族・子孫の、たゆまぬ努力があってこそ、その境地から。
*空気(窒素、酸素、ほか微量の7種類の元素が混ざりあう)は、無色とうめい、
いのちを活性させる、いちばん大切なものの一つ。
*空気中の窒素は、からだを組み立てる成分を、有機化合物へ変えるはたらきを、
からだから排しゅつされ、遊離窒素として、ふたたび空気中へ。
*酸素は、からだの多くの元素と混ざり、細胞酸素として有機物を分解、
きわめて、活性的なエネルギーを生みだします。
*ゆったとした深い呼吸は、心の器の精神的動きを活性化させ、
身心に、きわめて大きな影響を、あたえます。
*空気には、命をたもち続けさせる、多くの大切なものが、
生命の素となるものを、すべて総しょうして「氣」と呼び。
*生きものすべてが、形づくられる、素となるのが「氣」、
健康的に、精神的に、身心をととのえるのに活用されます。
*心ということばが、心の器(精神的活動をする)を指すのに対し、
氣は、心のうごきや、何かに反応しているありさまをいい。
*氣ということばを、あらためて、はっきりさせていませんが、
その意味合いを含め、社会で、ふつうに、しょっちゅう、用いられ。
*たとえば、元気、気力、気分、気にいる、気になる、気がある、気が合う、気が強い(弱い)、気疲れ、気が重い、病気、ほかに、気候や天気などなど、
社会で、その場のふんい氣として、違和感なく、さまざまに。
*古く、中国では、自然で素朴なはたらき、そのものをいい、
物質・生命・心、どの世界も、すべてのものは氣から生ずると。
*この世の、いっさいのできごとは、微妙な氣の動きから、
このような考えは、東洋・西洋を問わず、かっては、共有され。
*古く、インドのヨーガ文献「リグ・ヴェーダ(知をたたえる)」に、
プラーナ(呼吸)、体に取りこまれる生命エネルギーとして。
*古代ギリシャでも、おなじような考えが、自然の治ゆするエネルギーとして、
プネウマ(大いなるものの息)、神聖な息づかいとして伝わって。
*ただ、近代の西洋科学は、訳がわからないものだからと、医学や精神から除いて、
でも、そうでしょうか、もしかすると、氣は物質(素粒子)。
*E = mc2(物質とエネルギーは等価)、相対性理論の方程式、、
自然と結びつき、氣は、すべての根源的エネルギーなのかも。
「脳波」
*脳内で、主に活動するのは有髄神経細胞、いつも電気的な波動を発し、
日ごろから、わたしたちのもろもろの活動を、支えます。
*脳内は、前頭葉(意欲的)、頭頂葉(感覚的)、後頭葉(視覚的)が、
そと見は、右脳(直観的)・左脳(理論的)と。
*わたしたちの脳の活動を表すものは、脳波の周波数、
δ(デルタ )波:熟睡
θ(シータ )波:静かな眠り
α(アルファ)波:安静、でも脳内は活発に
β(ベータ )波:覚醒、β一波(日常的)、β二波(集中的)
*右脳・左脳が、どのようなとき、活発に活動しているかは、
夢の中、それぞれの内容を見るのが良いのかと。
*右脳は、夢想的トッピさを、左脳は、夢を論理的におさめようと、
でも、左右の脳は、それぞれ勝手に動くので、辻つまは合わない。
*ただ、強烈な視覚的イメージの夢は、そのときβ二波(集中的)が、
この脳波は、脳内各部の脳波とつながり、活発に動きまわります。
*健康のため、病をなおすため、むかしから氣のエネルギーを用いて、
現在でも気功師が、科学的にも強いβ二波を脳内で、発しているそうです。
*このβ二波は、わたしたちが、出そうとしても、すぐには出ません、
瞑想・座禅・ヨーガ・太極など、気長にされていると、あらわれるようです。
ぜひ、わたしたちも、β二波を出せるようにしたいものです。