たどるべき-13

東京都渋谷区 塚崎 義人

 

「かたよらないこころ、こだわらないこころ、とらわれないこころ、

ひろく、ひろく、もっとひろく〜〜〜」

薬師寺元管長・故高田好胤師

 

物質、生命、こころ、

どの世界にも同化できる善い考え

 

なにを、受けつぎ  過去(祖先は)

なにを、受けつがせ 現在(家族は)

なにを、受けつぐ  未来(子孫は)

                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

社会的観照2・・・方法(進めかた)-2

 

「政治」

 

 *ひとの社会から、おおきな原像、国とやら、国家とやらが、

さらに国家(強制する)からは、政治(決める)とやらが。

 

 *生きものの社会が、食べもの、身を守る、一生をすごす、それに合う、

もっとも善い考えを、生みだす大切な機能(はたらき)、それが政治。

    

 *なので、社会が、もっとも観照(ものの本質)しなければならないのは、

    政治(決める)の、性質や人柄や教養を、いつも注意ぶかく。

 

 *なぜって、すべての生きものに、あまりにも関わりがありすぎるので、ただ、

もう、すでに生きものの社会は、どろぬまに、なってしまっているのかも。

 

 *とくに、ひとの社会から生まれた、国やら、国家やら、政治(決める)によって、

    あちこち、逃げだせず、みじめなくらしをさせられている、多くの生きものが。

 

 *政治って、生きものの社会で、生きる一人ひとりの生き死にを、そもそも、 

    社会を、どんなありよう、なにが大切、決める機能(はたらき)なのだから。

 

 *政治なんて、単に実体のない機能(はたらき)と、理解さえしていれば、

社会にとって、役にたつ、役にたたない、すぐに、正すことができるのでは。

 

 *いやいや、そんな簡単では、ひとの社会は、とても複雑な仕組みを、

    それに、生きものの社会から、もっとも離れた方へ、進もうとしていることも。

 

 *そう、逆はなし、物質世界から>、生命の世界へ>、そして心の世界>へと、

    今、心の世界に、片足が入ったばかり、気づいてないかもしれませんが。

 

 *社会は、日課(食事訓、古訓、般若心経)を、あきずに、コツコツとしていれば、

    国や国家や政治は、うしろから、のこのことついて、知らないまに。

 

実体のないものは、実体がないからこそ、なにかにくっついて、

     どうにでもなるもの、単なる機能(はたらき)でしか、ないものだから。

 

 

「領域・構造」

 

 *社会は、日課(食事訓、古訓、般若心経)を、こなしているからといって、

    国家について、わかっているなどとは、その前に、することが。

 

 *国家からうまれる、さまざまな政治、そこから生まれる仮装すがた、そのものを、

    実際に体験してみればと、ただし、社会は、それなりの姿勢(考えかた)が。

 

 *政治(決める)は、社会に感情をかきたて、いつも思わせぶりを、

    政治は仮想(思いこみ)、そこに実体はなく、とても現実とはいえない。

 

 *だから、社会は、見つめているだけでなく、みずから政治の体験を、

    そうすることから、国や国家が説明できないものにも、現実味をあたえられ。

 

 *現に、政治の仮想(思いこみ)が、社会で機能(はたらき)してるのは、疑いなく、

    国家とやらの原像の表側と裏側でも、はたらいているのは事実。

 

 *社会は、国家の表側を知るので手いっぱい、裏側を知ろうなどとは、とても、

    仮想(思いこみ)は表のみ、国家の裏にあるものと、ごっちゃにしないように。

 

 *政治の仮想体験は、さまざまな仮装・私的・深層のすがたに影響を、

    さらに、社会の根本となる姿勢(考えかた)にも、気づかないうちに。

 

 *仮装・私的・深層のすがたも、よく理解してないと、とつぜんあらぬ感情などが、

    知らぬうちに、異なる「たどるべき」へ、行ってしまうことが、よく。

 

 *国とか国家とかに、まじわりすぎると、仮装・私的・深層のすがたからも離れ、

    とても不可解な騒ぎをおこすように、社会の「たどるべき」ものからも。

 

 *それに対し、社会は同意も、責任を負うこともできない、

    国家との、まじわりは、社会をあらざる方向へと引きずられていくかも。

 

 *社会にとっては、堪えがたいもの、国や国家や政治は、単に機能(はたらき)、

    よくよく理解していれば、なにを選べばいいのかが、はっきりとするのでは。

 

 *国や国家や政治が、社会のなかに、留まるかぎり、おたがい関係はゆがまず、

    仮想(思いこみ)や、錯覚や、幻影や、非現実なことを、おこさずに。

 

   般若心経を援用し、国や国家や政治の領域と構造を、具体的に、

体験していくことは、生きものの社会にとって、とてもよいことだと。