たどるべき-19

 

東京都渋谷区 塚崎 義人

 

「かたよらないこころ、こだわらないこころ、とらわれないこころ、

ひろく、ひろく、もっとひろく〜〜〜」

薬師寺元管長・故高田好胤師

 

物質、生命、こころ、

どの世界にも同化できる善い考え

 

なにを、受けつぎ  過去(祖先)

なにを、受けつがせ 現在(家族)

なにを、受けつぐ  未来(子孫)

                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

社会的観照2・・・方法(進めかた)-8

 

  領 域 | 構 成             <

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

外  |対象   (色)  [ ]  [ 生  命 ]  [ 人  間 ]

     |・・・・・・・・           ↑↓

部  |手段   (受)  [ 淘  汰 ]  [ 共  生 ]  [ 英  知 ]

・・・・・・・・・・・・・・・・          ↑↓

      |  |   |表  [ 気  象 ]  [ 地  球 ]  [ 気  候 ]

     |意 | 体 |象

  内  |  |  (想)・・・          ↑↓

      |識 | 制 |心  [ 海    洋 ]   [ 陸    地 ]

      |  |   |象

     |・・・・・・・・・          ↑↓

  部  |無 |要素(行)  [ 物  質 ]  [ 生  物 ]  [  心   ]

      |意 |・・・・・・・・        ↑↓

      |識 |基盤(識)  [            太陽           ]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(実体はなく、実体がないからこそ)

                     〜〜かたよらず、こだわらず、とらわれない〜〜

 

 

「 太 陽 」 ・識(しき): 宇宙 ありのままに  

 

*宇宙のどこにでもある、ありふれた星のひとつ、それが太陽(恒星)、

    そのまわりを、太陽系の星々(惑星)がぐるぐると。 

*太陽は光(エネルギー)を発っするので、まわる星々(惑星)にとっては、 

   とてもおおきな恵みが、とくに地球は、生命が満ちあふれているので。

*光(エネルギー)は、約8分強の光速(秒速30万キロ)で地球へ、

すべての生命へ光(エネルギー)は降りそそぐ、まさに、いのちのみなもと。

 *わたしたちの地球がまわる太陽系は、天の川銀河(直径10万光年)の中に、

    この銀河には、約4000億個を超える、同じような太陽(恒星)が光かがやく。

 *銀河内は、超新星爆発、不安定な重力、宇宙放射線などが激しく活発に、

    運よく、私たちの太陽系は、この激しい活動から、すこし外れたところに。

 *生命の生存可能銀河領域といわれ、地球と似たような多くの星々(惑星)が、

    とくべつなことでもなく、ふつうに、とても多くあるようで。

 *天の川銀河やほか大小60個以上の銀河が集まって、局所銀河群をつくり、

さらに、局所銀河群は、超銀河団(広さ:1億光年)にふくまれて。

 *さらにさらに、超銀河団は、銀河フィラメントとかいう宇宙構造の中に、

    ちょうど蜘蛛の巣のような、かたちをする、つらなりの宇宙空間。

 *銀河フィラメントは100億光年の長さが、実際のところ、宇宙空間の広さって、

    今は、よくわかってない、だれも確かなことは、いってないようで。

 *あまりにも多くの銀河、そして想像を絶する空間、無限の宇宙が広がっているよう、

    わたしたち、生きものは、そうゆうところで、くらしているという。

 *そして、無限とおもわれる宇宙も、銀河も、太陽も、星々も、終わりがあるようで、

    宇宙に寿命があるならば、わたしたちにも寿命があるのは、とうぜんなのかも。

 *すべての生きものには寿命が、だからこそ、太陽のめぐみをうけ、

日々のくらし(食、齢、創)を、まっとうできるのは、ほんとうにしあわせ。

 

 

「 生 命 」 ・色(しき): 奇跡 ありそうもない

 

 *地球の生きものの生きかたには、大きくふたつに分かれるようで、

    ひとつは自然とともに、もうひとつは人工的なもの、そこで一生をおえる。

 *とくに人の生きかたは、自然とともにある生きものとは、まったく違い、

    人工的なものの中でのみしか、生きられない、みずからが進んで。

 *そうでありながら、ひとは、自然とともに、生きものの頂点にたちつづけ、

    ありとあらゆる生きものに、思いのままを、今もふるまっているようで。

 *その行いが、自然界にとってためになるものであれば、よいのですが、

    ほんとうのところ、なんの役にもたっていない、ひとは知っていながら。

 *地球人口、70超億人(2021年)、81億人(2025年)、96億人(2050年)、たぶん、

    さらに、100超億人(2100年)に、自然界にとって、あまりにも重い負担。

 *すでに、飢餓のままの、約7億人(2021年)以上の、ひとびとがいるという、

    自然界の生きものたちも、たぶん、耐えて生きつづけられないかも。

 *ひとびとは自然とともに、まだ生きていくつもりなんでしょうか、

    それとも、自然とは、まったく関わらずに、生きていくつもりは。

 *ひとは、はっきりと決めなければならない時にきているのかも、

    自然とまったく離れ、人工的な環境のみで生きていこうと、こころをきめたら。

 

 

「 共 生 」 ・受(じゅ): 多様 みとめあう

 

*生きものは、世代交代をしていくうちに、形質(からだの特徴や遺伝上の性質)が、

前とは、違ったものになることが、よくあって、このあらわれを進化と。

 *進化のはなしで、根幹となっているのは、自然淘汰説(ダーウィン)、

    自然環境によって、生きものの進化の形質の方向性がきまるという。

 *この自然淘汰説が発表されてから、160年超たった今、この説を土台に、

さまざまな考えがあらわされ、進化について自由な発言と論争が。

 *とくに、そのなかで注目されるのは、集団遺伝という考え、でも、

    自然環境が根幹、ですが、生きものの社会環境の影響もおおきいはずと。

 *それがひときわ目立つのが、ひとの社会環境(食べ、齢とり、生きる)、

    この人工的な環境、社会維持のため、おなじような形質にする傾向が。

 *歴史的にも、進化への芽が、社会におおく起こっていた時代もあったのですが、

    社会維持のため、異端な考えとして、つねにその芽をつぶしてきたようです。

*それでも、社会は、成長・発展してきました、それは技能や能力を、

   個人的に伸ばし、それぞれの個人が貢献をし、進歩してきたからです。

*進化と進歩は、ちょっと似てますが、ちがいます、

   進化は変わっていく、進歩は成長していく、はっきりと区分けを。

*社会の進歩はこれからも、それにくわえて、進化の芽も目立つようになり、

   それは、もともとの自然(宇宙)とともに、歩もうとしているので。

*いまは、ひとも生きもののも、自然(地球)とともに歩んでいますが、

ひとだけが急速に、自然や生きものから、別れていこうとしている。

*進化していく、芽となるものが、

   突然変異:遺伝子の、中身や量が、急に変わる

   遺伝浮動:両親から受けついだ、同じような遺伝子を、どちらかにする

   自然淘汰:自然の環境が、進化する方向性を、きめる

   遺伝流動:別々の社会の交流、遺伝変異の起こる割合がふえる

   遺伝組換:生きもの自身が、DNAのくさりを変える

   人工組換:人の手によって、DNAの中身と量を変える

*これから、もともとの自然(宇宙)へ、ひとは踏み込んでいかざるえなく、

進化の芽が、発芽しそうなものを、たいせつに、それに社会は気づかなければ。

 *気づくには、どうすれば、社会を見わたせば、そこここに、あらわれています、

まず、モノサシとして、変わりものとか、変わり種とか、ありますね。

 

 

「 地 球 」 ・想(そう): 惑星 ありふれた

 

 *天の川銀河系のかたすみで、太陽のまわりをまわる、ありふれた星、

そこには、生命が満ちあふれている、それが、わたしたちの地球。

 *地球の表面域には、水と酸素が豊富、あらゆる種類の生きものが、こんな星が、

ほかにあるでしょうか、天の川銀河には4000億超の太陽があるというのに。

 *宇宙に、地球とおなじような星(惑星)は、まだ見つかってはいないようで、

    もしかすると、このような星はないのかもしれない。

*となれば、宇宙にとっての地球という星(惑星)は、奇跡的なできごとなのかも、

そうであれば、とても貴重で宝もののような、ふしぎなことかもしれず。

 *そんな大切な地球も、宇宙からすると、銀河系のかたすみでのこと、

    この星がなくなったとしても、あまり関心はむかないのかも。    

 *そう、地球は、近いうちに(宇宙の時間軸で)、たしかに無くなるはず。

     6 億年後 :地上の植物は、すべて死滅

    10億年後 :海の海水が蒸発し、海洋は消滅

    30億年後 :空中の酸素などが、宇宙空間へ流失

    40億年後 :表面域の高温によって、すべての生命は絶滅

    75億年後 :太陽が赤色巨星に膨張し、太陽系の惑星、すべてを飲みこむ

 *それに、そうだとしても、もっと直近(数百年後ぐらい)に無くなるかもしれず。

    なぜって、生きものの頂点に、ひとがいるかぎり、おわかりでしょう。

 *いまからも、自然の大災害や、人の手による大災害が起こる可能性が、

    さらに、宇宙的大災害が降ってくるような気配もあるようでして。

 *ひとは、そのことを知っているし、想像もめぐらしていて、

    どうなるかも知って、どうすればよいかも知っているのも、ひとです。

 

       わたしたち、生きものの地球を、どうすればよいのか、

想ってみませんか、どうでしょう!