たどるべき-22

 

東京都渋谷区 塚崎 義人

 

「かたよらないこころ、こだわらないこころ、とらわれないこころ、

ひろく、ひろく、もっとひろく〜〜〜」

薬師寺元管長・故高田好胤師

 

物質、生命、こころ、

どの世界にも同化できる善い考え

 

なにを、受けつぎ  過去(祖先)

なにを、受けつがせ 現在(家族)

なにを、受けつぐ  未来(子孫)

                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

社会的観照2・・・方法(進めかた)-11 経済と政治

 

  領 域 | 構 成             <  政 治 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

外  |対象   (色)  [  安 全 ]  [ 市 民 ]  [ 人 権  ]

     |・・・・・・・・           ↑↓

部  |手段   (受)  [  税 金 ]  [ 行 政 ]  [ 原 則  ]

・・・・・・・・・・・・・・・・          ↑↓

      |  |   |表  [  公 開 ]  [ 政治家 ]  [ 国 土  ]

     |意 | 体 |象

  内  |  |  (想)・・・          ↑↓

      |識 | 制 |心  [  省  庁  ]         [   国  会  ]

      |  |   |象

     |・・・・・・・・・          ↑↓

  部  |無 |要素(行)  [  社 会 ]  [ 情 報 ]  [ 内 閣  ]

      |意 |・・・・・・・・        ↑↓

      |識 |基盤(識)  [          理 念           ]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(実体はなく、実体がないからこそ)

                     〜〜かたよらず、こだわらず、とらわれない〜〜

 

 

政 治 」   間接的・直接的

 

*世界各地、さまざまな社会に、おおきな波がおおいかぶさりつつあります、 

   それは、これまでとは、まったく違うようすの社会が、おとずれようとして。

*むかしから、いきものは生きるには、群れて生活するのが、もっともよく、

   ひとも、おなじように群れて、ただ、ほかの生きものより、ちょっと複雑に。

*ひとが群れて生活するのを社会といい、それを支える根幹はコミュニケーション、

   さまざまな知識や感情や思考など、おたがい伝えあうことで、社会はおだやかに。

*これまでの社会は、コミュニケーションという、“うすい膜(真似ごと)”でおおわれ、

その役割を担うのが、両親、兄弟、友達、先生、ご近所、そして多くの大人たち。

*社会をおおう、ひとびとという“うすい膜”は、フィルター効果(濾過)を、

   すべての「もの(情報)」を、その社会に合うものだけに濾過し、伝えます。

*このはたらきによって、ひとは幼少期から感化され一人前の社会人に、おかげで、

   社会は安定、ひとはなんの憂いなく、同じようなライフスタイルの一生を。

*いままでの社会を支えたのは、濾過する“うすい膜(真似ごと)”があったからこそ、

   でも、そのうすい膜は、いまや社会から消えさりつつあるようで、ざんねんながら。

*すべての情報は、うすい膜を通らず、濾過されず、そのまま、ひとりひとりへ伝わって、

   そのため、社会の時間と空間(早く・遅く、ゆがみ・曲がり)に、ちぐはぐさが。

*うすい膜の、あちこちはほころび、濾過された「もの(情報)」は、あまり伝わらなく、

いまや、虚・実まざった情報が、変幻自在に飛びまわり、何がうそかまことか。

*さらに、コミュニケート通信機器の発達で、社会は、おおきく変わったようで、

コンピュータ(ソフト・ハード)はより精密に、今や、AIという知能もあらわれ。

*うすい膜「フィルター効果(濾過)」で支えられた、いままでの社会の仕組みは、

   さまざまに機能不全を起こし、やくにたたず、目の前には、まったく違う社会が。

*「社会は群れ集団」という、意味合いの中身は、まったくちがうものに、それは、

ひとり社会、ひとの数だけの社会が集まる、個社会(コスモポリタン)の世界が。

*世界の人口を、80億人とすれば、80億の社会があらわれていると、おもえば、

   個社会は、それぞれ、くっついたり離れたり、社会そのものが浮遊しています。

*なぜなら、個社会のひとびとにとって、なにごともなく穏やかにすごせることが、大切、

   個社会は、自身にぴったり合う社会を、探し求め、世界各地をさまよいあるきます。

*国とか、国家は、やっぱり実体のないものなんだと、やっとわかったようで、

   国民社会(虚像)のひとびとは、ほんらいの個社会(実体)へ、なだれこんでいます。

              (個社会: AI知能(ChatGPT)に聞いてみました)

 

理 念 」   かたよらず、こだわらず、とらわれない

 

*国や国家は実体がない虚像でしかないのなら、個社会が、よりどころにするものとは、

   個社会で共有できる、もっとも頼りになるもの、それは“理念”、以外なさそうです。

*そうはいっても、ひとの数だけの個社会、理念もそれだけあるのでは、

   個社会で、もっとも大切にされるのは、“自由な発想・限りない多様”なのだから。

*この二つを大切にしようとするのなら、個社会での理念には、

   何ごとにも、〜かたよらず、こだわらず、とらわれず〜、これがふさわしいかも。

*これまで国民社会は、何につけても、かたより・こだわり・とらわれ、すぎていたようで、

個の社会では、おたがい、押しつけず・立ち入らない、とても、うまくいくのでは。

 

市 民 」   コスモポリタン

 

*国とか国家という虚像に、とらわれた国民社会でなく、

   ひとの数だけの個社会が集まる、おおきな、おおきな、ひとつの市民社会。

*ここでの個社会は、国家や民族とかいった、狭い価値観にとらわれることなく、

   ひとりひとりを大切にする市民社会、コスモポリタン、そうなんです。

*コスモポリタンは、人種、国籍、思想、歴史、文化、宗教などをのりこえ、

   その背景によらず、個人を尊重する、ひとの数だけの個社会の集まりなのだから。

*世界にある、さまざまな国民社会に、個社会の大きな波がおしよせているのは、事実、

   国民社会の仕組みの土台がくずれはじめているのが、あちらこちらにあらわれて。

*個社会のひとびとは、みずからにぴったりする、おだやかな時間と空間を、

   ひとり・ひとりが、世界中の社会にもとめ、さがし求め、渡りあるいています。

*それは、世界にある国民社会のあちこちに、時間の進みぐあいの異常さと、

   地域空間のゆがみが、ひとびとにとっては、とてもじゃないが、我慢できない。

*国民社会の、あらゆる仕組みが、すでに過去のものに、そうなら、個社会の仕組みって、

   でも、個社会には、ありとあらゆる異なるひとびとが、集まっているのでは。

*国民社会と個社会との、もっともおおきな違いは、ものごとをどんなふうに決めるかです、

   一生を、ほかの人にまかせる国民社会か、すべてを、みずからが決める個社会か。

*一回こっきりの人生、ほかのひとにまかせる、とてもおおきなリスクを負う国民社会、

   その危うさが、いまや国民社会の時間と空間を、乱れに、乱れさせているわけだから。

*ひとりの市民として、世の中を見わたせば、さまざまなほころびが、おわかりでしょうが、

   このことを、すなおに認め、世間を見わたさなければ、おおきな誤りがおこることも。

*国民社会の、さまざまなほころびの、ひとつひとつを、個社会に合わせ、ととのえないと、

   世界で、もっとも斬新な個社会の、その時間と空間の標準に合わせなければ。

  いまこそ、国民社会の不具合を洗いだし、ひとつひとつ並べてみれば、わかるのでは。

 

行 政 」   アーキビスト

 

*政治のまつりごとは市民がおこなうもの、計画や政策の執行を、きめ細かくわかりやすく、

   行政は市民に報告をすることで、それにもとづき、議論白熱、そして決めますから。

*となれば、行政人は、よほどの頭脳明せきでなければ、役目をはたせないはず、

   そう、これからの行政を担うのは、高等行政官(アーキビスト)にならなければ。

*高等行政官(アーキビスト)、いままでの国民社会の官僚のしくみと、まったく違い、

   個社会のひとびとのためにはたらく、専門性をもった、すぐれた技能を備えるので。

*高等行政官(アーキビスト)は、個社会のひとびとが、正しく判断できるように、

  社会の不具合すべてを、査定、収集、整理、保存、管理し、タイムリーに市民報告を。

*ひとりひとりの市民社会の不具合を、手の中におさめておかなければ、なりませんから、

   たぶん、量子コンピューターとAI知能(ChatGPT)を使いこなすようになるのでは。

   

」  オンブズマン

 

*では、個社会の市民の代理人、政治家のはたらきとは、どんなものになるのでしょう、

   情報の虚実の真意を確かめ、市民の権利・利益が侵されないよう、見張ること。

*そう、政治家のしごとは、時空間の上下前後左右四囲を見張る(オンブズマン)こと、

   市民に夢ものがたりを、壮言大語するのでなく、目利きの才能がひつようとされます。

*社会の不具合すべてを、熟知しなければならないので、たぶん、ひと・ひとりの力では、

政治家の役割を果たすのはむり、なので、技量のすぐれたスタッフを備えないと。

*これからの市民社会では、政治家の秘書を補佐する、強力なスタッフがひつようかと、

   まだ初期ですが、それは、AI知能(ChatGPT)という助っ人がなるはず。

*なぜって、市民自身、政治のまつりごとのために、AI知能を助っ人として活用するので、

   となれば、市民の代理人、政治家は、日々、自身の資質と技量を磨かないと。

  そう、政治家は、個社会の「時間と空間」をいつも標準に合わせ、調整できなければ。

 

     個社会の理念 〜〜かたよらず、こだわらず、とらわれず〜〜

      ・気力 :貫きとおす、強いこころ

          姿勢:どれほど行動と能力を有するひとでも

             理念の基本姿勢に著しく隔たるひとは、有益ではない。

・活力 :一歩前に、すすめるこころ

          行動:どれほど基本姿勢を語れるひとでも

             理念の基本行動がなければ、成果をもたらさない。

・迫力 :こころの底から、迫っていく

          能力:どれほど姿勢と行動が優れたひとであっても

             理念の基本能力(智慧)がなければ、成長しない。

 

政治家が、そなえているか・いないかは、すぐ、わかります