現下の経済危機の解決策とは
生活者主権の会代表 岡戸知裕
現在の政府自民党を見ていると、徳川幕府が幕藩
体制を維持したまま、明治維新をやろうとしている
ように思えてならない。丁度幕末の頃の幕府のうろ
たえぶりと酷似している。両者の共通点は、根本的
な改革をせずにただ旧体制の延命を図ろうとしてい
るだけだ。
根本的な改革をするということは、自民党/霞ヶ
関の生存基盤を脅かすことに繋がり、それはどちら
かというと不可能な話だ。よって政権交代が望まし
いが、政権交代ができないとなると破綻という選択
肢になってしまう。この危険性は日本よりも米国の
方がより切実に感じていると思う。ある米国の新聞
では、米国の安全保障の問題でもあるといっている。
現下の経済危機の解決策はすでに以前からわかっ
ていたことで、それをやらずに、先延ばしてきたこ
とによる日本国民のツケは大変大きい。(大量の国
債発行残高)解決策とは、
(1) 小さな政府への移行と減税(オールマイティー
な政府の役割は時代と共に終り、と同時に明治以
来続いた役人の時代の終焉で役人がコントロール
できるような単純な社会ではすでに無い)
(2) 規制の緩和ではなく、撤廃に近いことを行うこ
と(携帯電話市場を見ても明らか。銀行業界がも
っと以前から自由化されていたら、米国の金融機
関と対等に競争できたのではないか、まさに角を
ためて牛を殺すである)
(3) バラまき型、自然破壊型公共事業の中止(大き
な政府の象徴的な例で実効がなく借金の山だけが
残る)。
今の体制は、自民党/霞ヶ関の為の体制であって、
自民党政府とその受益者を除き、大多数の国民がそ
の犠牲となっている。それは丁度太平洋戦争当時と
同じで、帝国陸海軍主体の日本であって、一億玉砕
など国民にとって迷惑な話だ。また現在の無能な政
府の顔ぶれを見ていると、なにか戦前/ 戦中と同じ
という気がしてならない。(近衛、松岡、東条など)
今のままで行くとやはり株価は10,000円を割りこ
むのではないか、それと円安、そして最後に登場し
てきた、日銀の国債引受で(ハイパーインフレの可
能性。収入が減って行くなかで物価を維持しようと
することは、さらなる生活の切り下げに繋がる)旧
体制の終わりの始まりが近づいてきている。日本が
IMF管理にならないことを切望する。
カ第6回会員総会開催セ カ次期代表立候補者募集セ
下記要綱にて「第6回会員総会」が開かれます。 第6回会員総会で選出される「生者者主権の会
大勢の出席をお願いします。 代表」の立候補者を受け付けます。
【日時】7月15日(日)13:30〜16:30 【申込締切】6月3日(日)
【会場】新宿区役所(本庁舎内)5階大会議室 〒171-0031 東京都豊島区目白 3-12-13
JR新宿駅東口より徒歩7分 TEL 03-3950-4121 FAX 03-3950-4978
【議題】前年度活動報告・会計報告 【提出書類】氏名・住所・TEL/FAX番号
本年度代表選出・活動方針・予算他 ・立候補趣意書。
会報【5月号】目次
01頁「現下の経済危機の解決策とは」 岡戸知裕
02頁「次期代表立候補者募集」 吉井正信
02頁「第73回運営会議議事録」 河登一郎
03頁「生活者通信アンケート集計結果」 杉原健児
04頁「生活者主権の会・各種活動状況」 事務局
06頁「有川りえ子都議候補の推薦依頼」有川りえ子
06頁「人類の英知が問われる世紀 (2)」 江川 朗
07頁「不良債権と老後不安を退治せよ」ながつま昭
08頁「首相公選署名お願いと大会報告」治田桂四郎
08頁「首相公選論について」 松井孝司
09頁「道州制実現に向けて (1)」 平岡昭三
10頁「公会計が日本を救う (1)」 片山みつよ
10頁「片山みつよ著:これからの公会計」松井孝司
11頁「情報公開法は日本を変える」 ながつま昭
11頁「活年コミュニケーション広場」 白川惠一
12頁「イベント・集会情報」 事務局
首相公選の署名にご協力をお願いします!
同封署名用紙に多くの署名を集め、以下へFAX願います。★FAX 0471ー41ー2058 治田桂四郎宛(本号8頁参照)
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