小泉首相の誕生を迎え時折思い出すのは、国立ス
ミソニアン博物館(ワシントンDC)の日本美術主任
研究官(京都に15年の滞在暦)と昼食を共にした
時のことだ。
それは今後の日本の展開がどうなるかということ
が二人の話題となったのであるが、順調に回復する
可能性もあるとの私の希望的観測に対して、彼の考
えとして、歴史はそんなに平坦なものではないとの
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答えであった。
それと、日本の経済と政治に蔓延しているモラル
ハザードを非常に問題視しているようでそういった
病巣を社会から一掃しない限り日本の再生はありえ
ないとの見解であった。
単なる経済政策だけでは解決しない、市民として
の責任問題までをも含む根本的な社会改革が必要な
時期にきているようである。
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