【1】東京A区6月度例会報告(岡戸知裕AM)
日時:2001年6月20日(水)19:00 〜20:30
場所:東京ドームホテル・1F喫茶コナー
「ガーデンテラス」
出席者:岡戸・佐藤・小林・林・松井、以上5名。
1.政務調査費についてアンケート実施の提案
文京区議と7月24日に実施される都議選で当選
する都議全員に政務調査費についてアンケートを
実施することとした。アンケート結果はマスメデ
イアに公表し、インターネットページ上にも掲示
する。議員には政務調査費を使ってホームページ
を作るよう働きかける。
2.情報公開市民センター訪問
6月12日霞ヶ関官庁街を歴訪する情報公開市民セ
ンターのイベントに参加し、終了後四つ谷の情報
公開市民センターの事務所を訪問した。情報公開
のノウハウを学ぶためセンターとの親交を深める
予定。
3.その他
(1)今回の都議選における小泉ブームに沸く自民党
の動向と次回区議選への対応について情報交換
を行った。
(2)文京JCに協力して実施した都議選公開討論会
は成功裏に終了した。
【2】新宿生活者主権の会定例会(佐藤鶴次郎)
日時:6月23日(土) 18:30より。
場所:新宿消費者センター・第2会議室。
出席:山本・荒木・川上・岡戸・三橋・佐藤(平)
佐藤(鶴)、以上7名。
議題:大量生産、大量消費、使い捨てが当然との当
たり前で良いか?夫々の立場での感想が討論され
た。一般の市民の人達にも役所の担当の人にも問
題を投げかけて行く(次回まで)。
例えば現在のコミ処理費用が現実にいくら掛か
って居るのか、区民一人当たりいくらかが明確で
ない(佐藤平氏)、ゴミを減らせと言っても目標
も明確でない、区としては広報紙の枠が取れない
(三橋氏)との説明に、区民に知って貰う為の方
策? リサイクルと表面良い話でも、中味を検討
すると余計な無駄が見られるもつと勉強しなけれ
ば(川上氏)
文京区では情報公開が進んだ為に、議員の無駄
遣いなど明るみに出て良い意味での緊張関係が有
って職員其の他改善が見られる(岡戸代表)
リサイクルセンター祭りに参加して私達の考え
を区民の皆さんに伝える良い機会と考え、詳細を
調べその対策を御互い考えたいとの結論となる。
その後の調査で祭りは9/29(土)9/30(日)。
次回の打ち合わせ予定7/12(木)6.30〜8.30
新生権としては皆さん何を、どうして、を考えて
下さい。又当日の御手伝いのプランも考えて下さ
い。その後川上さんよりFAXで各種提案ありま
した。
【3】東京B区7月例会議事速報(大谷和夫AM)
日時:2001年7月11日(水) 18:30〜21:10
場所:喫茶室ルノアール蒲田西口店
出席:大谷・久保田・吉田・柳田・池田・栗田・
中村・池田・野村・島田・犬伏、以上11名。
配布資料:
1.地域主権型行財政システムへの変革 (大谷)
2.ドイツ北東部歴史物語15日間印象記 (大谷)
3.大田区長期基本計画/実施計画(池田)
報告:配付資料について下記説明が行われた。
資料1は本日の主題で、地域主権型行財政システ
ムへの変革について過去の議論を整理し、わが
国の現在最も重要な構造改革の問題として、変
革の方法論について本日議論する。
資料2は地方自治と関連したドイツ旅行の印象記
で参考資料である。
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資料3は途中配布されたので今後の検討事項とす
る。
議事:
1.日本再編成の方向
現在12州 257府にして府の自治に中心をおく州
府制、約10道州300 基礎自治体にして道州中心の
連邦制とする道州制、国と約300 の基礎自治体の
2段階とする地方分権制の3種類が提案されてお
り、その優劣を検討した。
今後は地域で産業を興し雇用を確保してゆく必
要性が高いため、2番目の道州制から入るのが最
も効果があると思われ、更に地方自治が熟したら
州府制が理想として考えられるという意見に集約
した。
ただし、経済を活性化し、財政を健全化するに
は、官を中心とする不効率を徹底的に合理化する
必要があり、民営化、地方分権化を徹底し、国民
が自助・自立の精神に立ち、食糧、エネルギー、
原材料の過半を海外からの輸入に仰ぐという環境
の変化に対して、日本古来のメンタリティのうち、
視野の狭さ、甘えの構造を意識的に排除する必要
がある。又地方切り捨て論に対してはむしろ肯定
し、ぶら下がり精神を駆逐する方が諸外国の例で
も効果的である。
先進国で中央集権の国は珍しくなったが、日本
では何%の人が税金にぶら下がって生活している
か次回までに調査して数字的に明らかにすること
にした。
2.変革の主導者は誰か?
議会制民主主義の国として理想的にいえば、声
なき納税者を代表して、政党が国家のあるべき姿
を描き、国民の共感を得て政権党となり、行政府
を代表して首相が変革を主導することが望ましい。
ところが残念ながら政党が一部団体(労働組合、
宗教団体も含む)の利益代表となり、本来の国民
の代表としての機能を発揮していない。又ジャー
ナリズムも国際的視野を欠き、国民の信頼を得て
いない。ここに与党・野党共に利権に無縁な大多
数の納税者の信頼を得ていないという本質的な問
題がある。
特別区レベルでいえば首長が決意すれば簡単に
予算の10%は節約できる。ところが国以下行政機
関に限って貸借対照表がなく、未だに税金の執行
率にこだわっていて、税金は浪費することが美徳
とされている。区会議員レベルですら、政党は改
革しなくてはいけない部分の利益を代表していて、
本来の区民の意見を代表する議員がいない。
このように政党が信頼感を失っているので、国
民投票制度を導入して、重要な問題は無力な国会
で百年河清を待つ議論を続けるより、国民投票で
決着をつける方がましだという議論もあるが、国
民投票制度自体国会の承認を要するので果たして
導入の可能性は疑問である。
最近の知事選挙や小泉内閣の出現でたしかに政
治の流れは一部変わってきた。しかし政治におい
て一番大切なことは納税者がしっかりして、一部
の税金消費団体をバックにした政党やその候補者
を引きずり下ろして、大多数の健全な納税者の意
向を反映するような政党や候補者を議会に送り込
むことによって、本来の政治を取り戻すことであ
る。
大変まわりくどい方法となるが、変革をするに
は正しい政治が必要である、そのためには納税者
を中心とする有権者の意識改革が必要であり、ど
のように啓蒙したらよいかを次回の議題とする。
(投票の棄権に対して罰金刑を課すのが早いとの
意見あり。)
☆次回予定:8月8日(水) 午後6時30分より。
喫茶室ルノアール蒲田西口店
議題:政治正常化のための有権者の啓蒙活動につ
いて
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