1.本年10月号の東京B区エリアマネジャー大谷和
夫さんの掲アピール及び11月号の東京B区10月例
会議事速報の記事に対し、久し振りに快哉を叫び
たいと思います。
特に、11月号指摘の「現在本部では、多数の特
別委員会を擁しているが、勢力分散しており、本
会の原点に立ち戻って、平成維新推進に勢力を集
中すべし」というご意見には全く同感であります。
言うまでもなく、平成維新の根本は道州制実現の
推進であります。
時恰も、大前研一先生が大前研一通信の10月号
と月刊「現代」10月号に「道州制が日本を救う」
という論文を大きく掲載し、思い出の論文にも
「道州設置法」を掲げておられます。之こそ、先
生の唯一の悲願なのであり、私たちへの願いでも
あろうと思います。
私たち会員は、この十年間如何に無駄と道草を
食ってきたことでありましょうか。小泉内閣が、
構造改革の壁に、大きくぶち当たっている今こそ、
この運動を強く推進すべき、絶好の機会でありま
す。中央集権制にしがみつく自民党には、構造改
革は絶対に不可能であります。道州制は、その対
極にあるのであります。
私も、この十年、このことを叫び続けて参りま
したが、本会では、誰も之に同調して頂ける方、
おられませんでした。今回、大谷さんを中心とす
る東京B区の皆様が、之に本腰を入れられること
で、誠にわが意を得たりと存ずる次第であります。
|
2.私は、民主党が、この道州制・連邦制の旗を大
きく掲げるとのことで。同党発足とともに入党し、
党内でこの推進運動を展開して参りました、同党
は旧4 党の意見分散の故か、最近、尻すぼみにな
って来ております。私見では、現幹部は皆、夫々
因縁・思惑があり過ぎ、ストレートに推進が出来
難い模様のように見受けられます。
しかし乍ら、衆院の7割強は、当選3回以下の
若手となって来た同党では、枝野幸男・玄葉光一
郎・樽床伸二・松沢成文・前原誠司の5人組みが
檄文で党改革を迫るなど、次世代が力強く台頭し
て来ております。上田清司・末松義帰・長妻昭氏
なども将来を嘱望されています。
私も及ばず乍ら、之ら若手と気脈を通じ、道州
制推進の方途を論じており、彼らから、私見に同
調の多数の手紙も寄せられております。
3.そこで、私が提言申し上げたいのは、本会が挙
げて、之ら同党の有志議員に対し、道州制推進の
提言を、強力に行えば、大いに効果が上がるだろ
う、ということであります。既に、末松・長妻両
氏などは、本会も昵懇なわけですから、気軽に呼
んで来て、その実現の方策を論じ合うことからは
じめるのも、よいのではないでしょうか。内輪で
議論ばかりしていても、埒はあきませんし、外に
打って出ることが肝要でしょう。
何れにせよ、自民党のレーゾンテールは中央集
権による政官業の集票システムですから、之にい
くら道州制を説いても、無意味だし、他の政党で
は力がありません。民主党に、挙党でその気にな
って貰うのが、一番の早道ではないでしょうか。
|