国会は現在も開会中ですが、国民注目の中、大変、
活気ある国会です。
気になることがあります。それは今回、外務省が
気持ち悪いほど、資料請求に素直に応じるというこ
とです。それも秘無期限(第1類の最高国家機密)
の書類をどんどん持ってくるのです。しかし、その
書類は例外なく、鈴木宗男議員に不利な発言がある
書類のみ。鈴木議員との関係で、被害者を装うこと
に成功した外務省の狡猾な戦略を感じました。
なぜ、外務省をはじめとする官庁が鈴木議員の要
求をすべて即座に毅然とはねつけなかったのか。な
ぜ、要求を入れたのか。予算を獲得したい、権益を
拡大したいなど官庁側にもメリットがあったから受
け入れたわけです。まさに、持ちつ、持たれつの関
係だったのです。
当然、要求を受け入れたそれぞれの官庁の責任も
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厳しく問われなければなりません。
しかし、国民の中からは、鈴木議員の要求を聞き
入れた側の外務省などに対する責任追及の声はほと
んど上がっていません。外務省の狡猾な戦略は成功
したといっていいでしょう。
しかし、今後とも私は、鈴木議員と持ちつ持たれ
つの関係で、決して被害者などではない、外務省の
責任も追及するつもりです。
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官僚組織は時に被害者を装い、時に隠れて加害者
となり、縦横無尽に日本政治を動かしてゆきます。
ある見方をすれば、巨大な官僚組織の手ごまだった
鈴木議員。コントロールが効かなくなり、利用価値
が無くなった鈴木議員を官僚組織が切り離したわけ
でしょうが、次の手ごまとして外務省は、誰を選ぶ
のでしょうか。
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