生活者主権の会生活者通信2002年05月号/01頁 ..........作成:2002年04月25日/杉原健児

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生活者通信【5月号】

第81号・2002年05月01日発行   ホームページ・アドレス http://member.nifty.ne.jp/ne/se/
年会費:初年度1000円以降3000円
郵便口座番号 00180-2-117354・郵便口座名称 生活者主権の会

発行人・編集委員:岡戸知裕/編集委員長:杉原健児
編集委員:板橋光紀・小俣一郎・河登一郎・佐藤鶴次郎・澤井正治・治田桂四郎・松井孝司
事務局:〒182-0014 東京都調布市柴崎 2-13-3 つつじが丘ハイム C509 杉原健児
TEL&FAX:0424-86-6497  E-MAIL:GEF03673@nifty.ne.jp


歴史は繰り返す

生活者主権の会代表 岡戸知裕

  日露戦争の公債は、第一次世界大戦の戦争景気に
より返済することができたが、その後起きた関東大
震災により、大正12年から昭和3年の間の復興事
業に5億円という膨大な借金を背負った。そして輸
出の停滞による国際収支の赤字転落などの要因によ
り、昭和2年4月に金融恐慌が起こっている。    
  昭和5年の失業者総数は260万人で、各地で労
働争議が激化してゆき、議会も政党同士の泥試合と
なり分裂、解散、連合を重ねる支離滅裂の状態に陥
る。こうした中で陸軍機密費横領事件や各種の贈収
賄事件が頻発し、政党政治は民衆から遊離し、きび
しい批判をうけるようになった。一方民衆の側では、
そうした政党政治に対する疎外感と不信感が深まっ
てゆく。このような不況や政治の腐敗、倫理の退廃
に伴って、殺人、強盗、自殺の記事が日々報道され
るようになり、そのような混沌とした中から、民衆
は昭和維新を叫び国家再建に乗り出そうという機運
が醸成されてゆき、一部陸海軍青年将校は武力によ
る国家の変革を標榜するようになった。          
  そうした中で、日本の戦略的防衛という観点と不
況打開を目指すため、満蒙の地に独立州を建設すべ
しと陸軍と共に主張していた、元陸軍大将田中義一
が昭和2年4月20日、山県有朋の強力な後ろ盾に
より総理大臣に就任した、その後日本は止め処なく
中国大陸に侵攻してゆき、太平洋戦争へと繋がって
ゆくが、混沌とした現在の日本がどのような方向に
向かうのか、今我々は重大な岐路に立っているとい
える。賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶである。

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