生活者主権の会生活者通信2002年05月号/03頁..........作成:2002年04月25日/杉原健児

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民主党へのお願い

道州制実現推進特別委員会委員長 平岡昭三

  民主党各議員訪問に際しては、下記の主旨のお願
い事項を一枚の紙にして、手渡しております。    
  ご参考までに。                              
                                              
1.民主党は目下、地方分権プロジェクト・チーム
  による新政策立案作業中と聞き及んでおりますが、
  党の正式な基本政策の早期確立を期待する。    
2.しかし乍ら、基本政策は、大衆に理解しやすい、
  単純明快なものが、不可欠であり、それを前面に
  大きくポーンと打出し、ディテールは、補足説明
  で小さく現わすことが重要と存じますので、その
  点につき格別のご配慮が望ましい。その基本政策
  は「道州制早期実現」以外には、あり得ない。そ
  の完全実現には若干の年月を要するとしても、廃
  藩置県の時の如く、なるべく早期に一挙に実現す
  ることが肝要である。                        
3.従来の民主党の悪弊は、「政権が取れたらこう
  します。」という公約作成のみに注力し、肝心の
  「どうやって政権を取るか」の方法論が、極めて
  手薄であった。このことに、もっと、党を挙げて
  取組まねば、政権はとれない。与党と野党の立場
  は、根本的に異なる。与党は細かい現実の扱いが
  大事だが、野党は「与党と違う新しい之をやるの
  だ」の単純明快な公約を、全有権者に遍ねく、徹
  底して示すことに、最注力すべきなのに、今は、
  与党にペースを合わせ過ぎており、意味の薄いこ
  とにエネルギーを費やしている。              
4.国会や法案などは、所詮与党の多数の暴力に蹂
  躪されるのだから、少こし手を抜き、全力を次の
  選挙に向け政権をどうやって取るかに注がねばな
  らない。ぐずぐずしていたら、自由党も他の野党
  も道州制道州制といいだすにちがいない。そうな
  ってらでは、民主党は、何の特色もなくなってし
  まう。立派な分厚い政策や子役パンフレットを作
  っても、前回選挙の二の舞となる。いま、一番大
  事なことは、「直ちに、道州制一本柱の狼煙を挙
  げること」。次に先ず、有力な新聞とテレビに個
  別に「民主党の基本政策の一本柱は之だ。もう民
  主党に基本政策がないなどと、言わせないでくれ」
  とPRし、納得して貰い、それをどしどし報道して
  貰うことである。                            
5.有権者へのPRの基本は、一枚の紙に「同州制を
  やります。之で福祉、教育、景気、雇用、税金、
  財政、癒着その他諸々、全てのことが良くなりま
  す」と書いて、一億枚刷り、全有権者に配ること。
  どんな表現にするか、どうやって配るか、衆知を
  集めるべきである。全候補者及びその関係者は、
  之を金太郎飴の如く、全員で喋り、その他余り意
  味のないきれいごとは、一切言わないようにする。
6.以上につき、早く党内の思想統一ができるよう
  にするため、「道州制推進民主党議員連盟」を党
  内に結成して頂く。統一ができたら、之と広報委
  員会と選対委員会と政策委員会が中心になって、
  この広報の徹底を図る。                      
7.こうなれば、全国の民主党ファンの市民運動団
  体及び有権者は、核分裂の如き大爆発を興すこと
  は必定である。世直しのために政界に身を投じた、
  生活者のために選出された民主党全代議士は、未
  来を信じ、道州制を疑わず、その早期実現に挺身
  していただきたいと思う。                    

生活者主権の会生活者通信2002年05月号/03頁