民主党各議員訪問に際しては、下記の主旨のお願
い事項を一枚の紙にして、手渡しております。
ご参考までに。
1.民主党は目下、地方分権プロジェクト・チーム
による新政策立案作業中と聞き及んでおりますが、
党の正式な基本政策の早期確立を期待する。
2.しかし乍ら、基本政策は、大衆に理解しやすい、
単純明快なものが、不可欠であり、それを前面に
大きくポーンと打出し、ディテールは、補足説明
で小さく現わすことが重要と存じますので、その
点につき格別のご配慮が望ましい。その基本政策
は「道州制早期実現」以外には、あり得ない。そ
の完全実現には若干の年月を要するとしても、廃
藩置県の時の如く、なるべく早期に一挙に実現す
ることが肝要である。
3.従来の民主党の悪弊は、「政権が取れたらこう
します。」という公約作成のみに注力し、肝心の
「どうやって政権を取るか」の方法論が、極めて
手薄であった。このことに、もっと、党を挙げて
取組まねば、政権はとれない。与党と野党の立場
は、根本的に異なる。与党は細かい現実の扱いが
大事だが、野党は「与党と違う新しい之をやるの
だ」の単純明快な公約を、全有権者に遍ねく、徹
底して示すことに、最注力すべきなのに、今は、
与党にペースを合わせ過ぎており、意味の薄いこ
とにエネルギーを費やしている。
4.国会や法案などは、所詮与党の多数の暴力に蹂
躪されるのだから、少こし手を抜き、全力を次の
選挙に向け政権をどうやって取るかに注がねばな
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らない。ぐずぐずしていたら、自由党も他の野党
も道州制道州制といいだすにちがいない。そうな
ってらでは、民主党は、何の特色もなくなってし
まう。立派な分厚い政策や子役パンフレットを作
っても、前回選挙の二の舞となる。いま、一番大
事なことは、「直ちに、道州制一本柱の狼煙を挙
げること」。次に先ず、有力な新聞とテレビに個
別に「民主党の基本政策の一本柱は之だ。もう民
主党に基本政策がないなどと、言わせないでくれ」
とPRし、納得して貰い、それをどしどし報道して
貰うことである。
5.有権者へのPRの基本は、一枚の紙に「同州制を
やります。之で福祉、教育、景気、雇用、税金、
財政、癒着その他諸々、全てのことが良くなりま
す」と書いて、一億枚刷り、全有権者に配ること。
どんな表現にするか、どうやって配るか、衆知を
集めるべきである。全候補者及びその関係者は、
之を金太郎飴の如く、全員で喋り、その他余り意
味のないきれいごとは、一切言わないようにする。
6.以上につき、早く党内の思想統一ができるよう
にするため、「道州制推進民主党議員連盟」を党
内に結成して頂く。統一ができたら、之と広報委
員会と選対委員会と政策委員会が中心になって、
この広報の徹底を図る。
7.こうなれば、全国の民主党ファンの市民運動団
体及び有権者は、核分裂の如き大爆発を興すこと
は必定である。世直しのために政界に身を投じた、
生活者のために選出された民主党全代議士は、未
来を信じ、道州制を疑わず、その早期実現に挺身
していただきたいと思う。
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