日時：2002年3 月19日（火） 19:00〜21:00
場所：文京シビックセンター５階会議室Ｂ
講師：中本繁実氏（発明配達人／発明評論家）
テーマ：
「全ての人に役立つ、創造力を高める方法と秘訣」
私は発明学会に所属していて、非常勤で学校で教
えている。中小企業とオリジナル商品の開発にも取
り組んでいる。若い頃は金八先生になりたいと思っ
ていた。将来印税生活を夢見ていて、本の執筆もし
ている。最近どうも笑顔が少ない。心の余裕がなく
なっているようで寂しいと感じている。
今日は発明に関する物の考え方を知っていただき
たい。権利を取ることは大切である。権利がなけれ
ば誰でも使えてしまう。権利を取れば価格が落ちな
いし、自分で調整できる。しかし、権利というもの
は、取る時に金がかかる。必要以上にお金を費やし
てはいけない。費やしても成功のパスポートはくれ
ない。権利を取ることと商品化は違う。皆が受け入
れてくれなければ売れない。
頭と手と足を使って、無駄な金を使わないように
しよう。創作活動は自分が好きなもの（得意なもの）
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を選べばいい。そうすると情報が集まる。自分にで
きることをやってほしい。その際、頭を柔らかくし
ないといけない。形を決め付けるといろんな発想が
生まれない。
創作の一番のきっかけは思い付きである。この時
点では商品にならない。企画書・提案書に基づいて
図面（設計図）を書く。それに基づいて試作品を作
る。それからテストして改良する。その繰り返しで
ある。そうでないと効果が確認できない。問題点が
何かわからない。最初からいいと決め付けると商品
化ができない。 権利はいつ創作したか、いつ出願
したかが大切である（著作権は自然発生）。改竄で
きないようにするには郵便局で消印を押してもらう
とよい。
目標がしっかりしていないとゴールは見えてこな
い。期限を決めないとだらだらしてしまう。これか
らは物の見方や考え方を変えていかないといけない。
我々は身近なものを見なくなってきている。考え方
を変えてもらいたい。一つ一つをちゃんと見なくな
っている。今の仕事を見直せば、きっと違うものが
見つかるはず。少しでもいいから、考え方を変えて
みるといい。
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