生活者主権の会生活者通信2002年05月号/10頁..........作成:2002年04月25日/杉原健児

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第一回民主党議員訪問状況報告(1)

道州制実現推進特別委員会委員長 平岡昭三

  生活者として、民主主義の第一義は、選良に、自
分の希望する政策を実現して貰うよう、アッピール
することであると、私は考えております。        
  よって、若干、冗長かと思いますが。首題の報告
を本月報の紙上で継続させて頂きたいと思います。
  ぜひ、熟読ご吟味のほどをお願い致します。    
  
        【以下、各議員の発言を中心に】        

1.H14.3.12.長妻昭(東京7区一期)より      
    貴会が、民主党の議員をプッシュして、道州制
  を党の基本政策にし、→一枚の紙で全国の有権者
  に徹底して貰おうとする努力は、大賛成であり、
  全面的に協力しよう。できれば、全員に当り、結
  果を聞かせてくれ。それを見て、次の手を協議し
  よう。とのこと。                            

2.H14.3.26.松沢茂文氏                      
          (党広報委員長・神奈川9区三期)より
    党は之まで、欧米の如き「分権型連邦国家」を
  目指す、として来た。欧米には、その歴史のベー
  スがあるが、日本にはなく、之では大衆にわかり
  難いと思う。わかり易い「道州制」目標にせねば
  ならぬ。貴会の運動は、長妻氏同様大賛成だ。議
  員連盟は、長妻氏が事務局になってくれるなら、
  自分も一役買ってもよい。今、中川正春議員がリ
  ーダーになって、「地方分権プロジェクト・チー
  ム」が出来、道州制にも取組んでいるから、彼と
  コンタクトすべし。とのこと。                

3.吉田公一氏(東京9区三期)より            
    道州制は、自分は余り詳しくないが、松原仁議
  員(東京3 区)と連携しており、彼は、専門ゆえ
  コンタクトすべし。自分の秘書も詳しいから、之
  にも聞いてくれ。とのこと。                  

4.島聡氏(愛知13区二期)の                  
                秘書鈴木宏治氏(仲々論客)より
    今の党は、7改革、21政策と細かく掲げてい
  るが、議員制民主主義では、多くの注文が出て来
  ているからやむを得ぬと考える。その中で、鳩山
  代表が、道州制は一丁目一番地の政策だと言って
  いるから、よいのではないか。簡単な標語で大衆
  にイメージを持たすことは重要だ。道州制だけで
  は、わかり難いのではないか。とのこと。      
    当方は、明治維新では「廃藩置県」が大変アッ
  ピールした。「廃藩置県」「廃国置州」ではどう
  だ。とした。何れにせよ、議員連盟ができるなら、
  参加しよう。とのこと。                      

5.河村たかし氏(愛知1区三期)より          
    今の党は、部会/委員会万能主義で、自分のよ
  うな個性派の少数意見は、仲々通らぬ。欧米は違
  う。郵政3事業など、民営化でなく、税金のムダ
  使いだから、廃止すべきだと思っている。      
    最近は、経済の実態と言うか、商売の実情知ら
  ぬ若手議員が多すぎ、空論ばかりと嘆いていた。
  道州制理論はよくわからない、とのことだったの
  で、当方よりの「道州制は、貴方の悩みを全て解
  決しますよ、議員連盟ができたら、入って下さい」
  に対しては、OKとのこと。                  

6.玄葉光一郎氏                              
        (福島3区三期・ネクスト総務大臣)より
    之までの党内での「新しい政府」「道州制」  
  「7改革21政策」などは、選挙のためのテキス
  ト作りや勉強会の域を出なかった。しかし、今回
  のネクスト、キャビネットにおける地方分権プロ
  ジェクト・チームの作業は、党として正式のもの
  だ。今、中川正春議員をリーダーとして、鋭意作
  業中であり、間もなくその纏めが、自分の所に上
  って来る筈だ。地方分権を各年度毎にどの様に具
  体的に強化していくか、予算額も含め、びっしり
  出来つつある。自分は、道州制の完成には、15
  〜20年かかると思っている。とのこと。      
    当方よりの「道州制」を前面に出し、一本柱の
  政策にすべしという意見に対し、鳩山・菅の両氏
  は賛成意見だったが、岡田政調会長は、先ず分権
  強化、その先に将来的に道州制、という生温い意
  見だったが、貴方は如何」と聞いたに対しては、
  「自分も、岡田氏の意見に近い」とのこと。当方
  の「そんなぼけたことでは、大衆は向いてくれぬ
  し、他党も言っている。簡単な標語が不可欠だ」
  に対しては「標語作りは不可欠だ。今、それに腐
  心している。道州制と言う以外に、何かよい知恵
  があったら教えてくれ。一つではダメだ。五つ位
  提案してくれ」とのこと。横路議員など、連合系
  の人々は、道州制にアレルギーがあるのでは、と
  の問いに対しては「そんなことはない。人によっ
  てニューアンスが少しづつ違うだろうが、それは
  当然で心配無用」とのこと。 (次頁へつづく)         

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