生活者主権の会生活者通信2002年05月号/11頁..........作成:2002年04月25日/杉原健児

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第一回民主党議員訪問状況報告(2)

道州制実現推進特別委員会委員長 平岡昭三

7.井上和雄氏(東京比例14区一期)より        
    道州制は重要であり、実現せねばならぬと思う
  が、之だけで大衆にアッピールするのは難しい。
  又、道州制になっても、全てがバラ色になるとは
  思わない。とのこと。                        
    当方「そんなことはない。中央集権さえなくせ
  ば、白紙に絵がかけるのだから、よくならぬ筈は
  ない。その実現にご努力乞う」わかりました、と
  のこと。「とに角、自分としては、比例ではなく、
  次回は東京14区(荒川・墨田)で当選したい。貴
  会員及び会員の友人・知人をご紹介願いたい」と
  のこと。                                    

8.H14.3.28.樽床伸二氏(大阪12区三期・      
                    ネクスト国土交通大臣)より
    自分の地元でも、終始一貫、道州制を叫び続け
  ている。之を表にバーンと掲げなければダメだ。
  そして、「そうなれば、役人も議員も半減できる
  し、地元で何でもやれるから、経済も発展する」
  と大衆に説いている。自分も分権プロジェクト・
  チームのメンバーとして、ワーク中だが、大事な
  ことは、だらだら何年もかけて分権強化をやり、
  その先に道州制がある、というのではなく、廃藩
  置県の如く、一挙に道州制をやらねばダメだ。と
  のことで当方と全く同一意見であった。今後一番
  頼りみなる人だ。                            
    同氏のPR資料も種々貰ったが、羽田議員を中心
  とする若手議員による政権戦略研究会の中心メン
  バーの一人でもあるようだ。                  

9.釘宮盤氏(大分1区一期)より              
    同氏は、平岡の古里の選挙区であり、実家もよ
  く知っておられた。「貴信には全く同感である。
  そもそも与党と野党とでは、全く立場が違うのだ。
  与党は、現実的に細かいことを詰めて行かねばな
  らないが、野党は、それと全く異なる新しいこと
  をやろうとするのだから、与党の現実論ペースに
  合わせていてはダメだ。野党に細かいことは不要。
  「新しい之をやるのだ」という目標を明示し、一
  枚の紙で簡単に、力強く、アッピールすることが
  肝要だ。今の民主党は、与党に引きづられている。
  与党と同じペースの細かい政策論ばかりだ。貴信
  の言うように別のことをすべきである。議員連盟
  ができれば喜んで入会します。とのこと。      

10.中川正春氏(三重2区二期)より            
    貴信には賛成だが、矢張り、詰めるべき点は、
  詰めていかねばならない。今、分権プロジェクト
  ・リーダーとして取り纏め中で、間もなく出来る
  だろう。とのこと。当方の感じとしては、岡田政
  調会長が、同じ三重の3区だから、中川氏を手足
  に使っており、通産官僚上りの岡田氏の下に、同
  じ考えの玄葉氏、中川氏が、政策の主流ラインを
  形成しているようだ。この官僚的やり方だけだと、
  又候、前回の轍を踏み、テキストが分厚くなるだ
  けで、大衆にはサッパリ理解されず、大勝は覚つ
  かない、となる心配が大である。→之では、依然
  として「政権が取れたら、こうします」だけで、
  「どうやって取るか」にはちっともなっていない。
    だからこそ、議員連盟を結成し、ゆさぶりをか
  けて行く必要性は極めて高いと痛感された。この
  ラインは今後の最大の標的である。            

11.金子ぜんじろう氏(北関東比例、一期)の    
                       秘書佐竹俊彦氏より
    道州制には賛成だが、先ずは市町村合併での地
  方強化が肝要であり、金子は之に今、取組んでい
  る。現状でいきなり道州制といっても無理だ。徐
  々に段階的  にやっていかねばならない。とのこ
  と。金子氏は自治省上りであり、官僚的センス  
  が抜け切っていないと感じられた。政権戦略研究
  会にも入っているとのこと。その  パンフレット
  には「政権がとれたら、道州制他新しいことを、
  いろいろやる」と書  いてあるだけで、「どうし
  たら取れるか」は何も書いてなく、「そのために
  行動する」とあるだけである。金子氏に、当方主
  張のメモを残して辞した。                    

12.野田よしひこ氏                            
    (千葉4区二期・行革ネクスト大臣)より
    貴信の主旨には賛成だが、道州制といっても、
  首都圏の県では、有権者が、余りピンと来ないよ
  うだ。勿論、国全体としては、それは不可欠だと
  思う。今日は、あまり時間がないので、又来て下
  さい。とのこと。                            

13.長浜ひろゆき氏(千葉8区二期)の          
                       秘書松村郡守氏より
    道州制には賛成だが、東京の近県で、どうアッ
  ピールするかが課題だ。長浜は、日本プライド構
  想という同志の集まりのリーダーもしており、そ
  の会の11の施策の中に「道州制で国民生活の質を
  百花繚乱にしよう」というのも掲げている。目下。
  県内の市町村合併に注力中であり、逐次、税金面
  等地方権限を強化していかねばならない。又、道
  州制の中味も、国の数を10にするか11にするか等、
  党として、詳細なディテールの結論も、出してお
  かねばならない。とのこと。当方よりは「いくら
  刀を研いていても、振り回さなければ」、誰にも
  わからない。国が10であろうが、11であろうが、
  大衆は、そんなことには余り頓着せず、その新制
  度の得失にのみ興味がある。                  
    細部は、政権が取れてからでよい。官僚に書か
  せれば、1日で書いて来る。そんなことよりも、
  早く一枚の紙で、遍ねく有権者に「目標は之だ。
  こうすれば、こう良くなる。」と徹底することこ
  そ肝要であり急務だ。ぐずぐずしていたら、自由
  党とそその他野党が皆んな道州制を言いだして、
  民主党は、何の特色もなくなる。ディテールは、
  政権を取ってから、有権者や友党と相談してそれ
  で決めて行けばよいのだ。」と答えておいた。  

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