12月21日首都高速は、利用者からの批判を受
けたという理由により、800円への値上げを撤回
しました。皆さんの御協力に感謝致します。
反対運動中、フジテレビの報道2001の竹村健
一氏から、当会の方針に賛成する旨のお手紙を頂戴
し番組の中でも高速道路無料開放に賛意を表明され
ておりました。テレビのニュースキャスター久米宏
氏を含む全員に郵送し、また石原都知事にも直訴し
ました。
首都高速の大株主は東京都ですので、知事への直
訴は効果があったと思います。但し、首都高速神奈
川線については、100円上がって600円になっ
ており、通常東京線との価格差が200円であった
ものが、現在100円差となっています。
このまま、東京線が700円で据え置かれるとい
うことは、考えにくく、恐らく来年春には再度値上
げを申請してくるものと予想されます。
今後もデフレ下の公共料金の値上げや増税に断固
反対してゆきたいと思っています。
パチンコ、競馬、マージャンに狂った、放蕩息子
(政府)の更生の可能性は全く無いとみていますが、
とにかく“金”(税金)を渡さないことが最善の策
だと思います。首都圏市民会議の立場は基本的には
生活者でもある自動車ユーザーの立場です。
その自動車ユーザーは、1年間に10兆円もの税
金を支払っています。この10兆円という金額は、
アクアラインと3本の本州四国連絡橋を1年に2回
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建設できる金額です。また日本の国土の20倍ある
米国の道路予算とほぼ同じ金額です。日本人は、金
持ちなのか、お人好しなのかわかりませんね。
その10兆円の上にさらに1兆8千億円の高速料
金を支払っています。要するに政府/自民党道路族
は、国民から取れるだけ取ろうというのが基本方針
のようです。これでは景気が失速するのは、子供で
も分かりますね。この数字のバランスをみれば、高
速道路無料開放は、誰でも納得がゆくと思います、
つまり高速料金を10兆円に含ませることを意味し
ます。また放蕩息子に金を渡さないという更生プラ
ンでもあるわけです、当然の事ながら10兆円から
ガソリン税の臨時措置分1兆4千億円を引いて頂い
て、自動車ユーザー負担8兆6千億円(高速料金込
み)でも良いわけです。根本改革というのは、すべ
てゼロベースで考えるのが常識です。
小泉政権の高速道路民営化は、公団という非効率
な組織を残し今後半世紀近く高額な高速料金を取り
続け(フランスの4倍)、地方経済の活性化を妨げ
ながら、従来通りの談合方式(自民党へのキックバ
ック温存)で高速道路建設を継続させようとする自
民党の本音が見えますね。これがまさに小泉流のキ
ツネ騙しだと思います。彼はライオンの皮を被った
キツネですね。
そして最後に猪瀬委員の表現“道路の建設費はズ
ブズブだ、つまり1/5 の予算で道路は出来てしまう”
を付け加えたいと思います。
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