生活者主権の会生活者通信2003年04月号/01頁 ..........作成:2003年03月17日/杉原健児

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生活者通信【4月号】

第92号・2003年04月01日発行   ホームページ・アドレス http://member.nifty.ne.jp/ne/se/
年会費:初年度1000円以降3000円
郵便口座番号 00180-2-117354・郵便口座名称 生活者主権の会

発行人・編集委員:岡戸知裕/編集委員長:杉原健児
編集委員:板橋光紀・小俣一郎・佐藤鶴次郎・澤井正治・治田桂四郎・松井孝司
事務局:〒182-0014 東京都調布市柴崎 2-13-3 つつじが丘ハイム C509 杉原健児
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現実主義

生活者主権の会代表 岡戸知裕

 今回のイラク攻撃問題や北朝鮮問題は、日本人が
安全保障問題の捉え方について考える機会を与えて
くれていると思う。              
 戦前は、人が何人死のうがお構いなしで(私の父
親はインパール作戦という実に無謀極まりない作戦
に従事しており、恐らく死亡率は80%以上ではな
いか)、中国で誰が早く千人切りを達成するかとい
うコンペまで行っていた、戦後は、戦争は怪我人が
でるから一切だめという変わりようで時計の振り子
が右端から左端へ(又は東条英機から土井たか子へ)
極端に振れている、ヒトラーもスターリンも振り子
の右と左だが、両者は共に全体主義という亡国思想
の持ち主だ。                 
 正しい答えは、振り子が真ん中にある状態つまり
現実主義だろう。               
 私は、日英同盟の廃棄が戦前の日本が漂流しだし
た、一つの転換点であったと思う。第一次大戦中、
日英同盟により英国は日本に欧州への参戦を要請し
たが、日本にとってメリットが少ないという判断か
ら駆逐艦を地中海に派遣した程度で済ませ、日本に
メリットのある遼東半島のドイツの租借地、青島を
攻撃占領したに過ぎなかった。そしてドイツの信託
統治領であった南洋群島の取得は、米国のフィリピ
ン防衛の脅威ともなり欧米からの不信感を一層増幅
させた。                   
 一方、米国は英国の参戦要請に応じて、ワシント
ン大統領以来の米国の伝統であった孤立主義を捨て
欧州戦線に参戦し、多くのアメリカの若者の血を流
しながら大戦を勝利へと導いた。第2次大戦も米国
の参戦によりヒトラーのドイツを駆逐することがで
き、その点をブレア首相は今回のイラク攻撃参加へ
の一つの重要な論拠としている。        
 今正に北朝鮮の脅威が日本にもたらされている現
在、日本単独で事に当たれば、年間5兆円の日本の
防衛予算(米国は45兆円)ではとても済まないだ
ろうし日本の核武装も迫られるような事態になるか
もしれない。                 
 すでに冷戦が終わりを告げ、日米安保も冷戦時代
の形見のような存在となり、米国におんぶに抱っこ
の保障を期待する時代はすでに去っている。冷徹に
考えれば、果たして米国は本気で日本を北朝鮮から
守るメリットがあるのかということだ。日本が自分
の都合を貫けば米国も同じ立場が取れるということ
だ。                     
 米国にとって、米国本土にミサイルが落ちるのは
確かに困るが、日本に落ちてもそれは日本の問題だ
で済ませることもできる。花台のミサイル基地は東
京に照準を合わせているそうだ。        
 自衛隊も三菱重工の為に存在しているようなもの
で、日本人の生命と財産を守るような存在では残念
ながらない、その良い例が阪神大震災だ、国内の地
震にも対処できない組織が、外国からの奇襲に対応
できるわけがないし、いったん拉致されたら、処刑
されるか、一生帰ることができないことを覚悟しな
くてはならない、それがこの国のまか不思議な安全
保障なのだ。                 
 日本の防衛論議も子供の発想から抜け出し振り子
を真ん中に戻すことが肝要で、あまり国際関係を難
しく考えず、普通の人間関係の中で置き換えて考え
れば自ずと答えが見つかると思う。       

道州制実現推進委員会の4月度月例会のご案内

道州制実現推進特別委員会委員長 平岡昭三

1.掲題は次の通り大変有意義な懇談会となってお
  ります。会員以外のどなたでも参加できますの
  で、多数ご出席下さい。事前ご通知は不要です。
2.日時:4月2日(水)16:00〜18:00。
  場所:新宿リサイクルセンター4階。12頁参照。
  議題:PHP総合研究所副社長       
        江口克彦氏  との懇談。
  入場:無料。               
3.同所は長年、道州制問題の研究・出版を重ね、
  江口氏は、大前研一氏に続く斯界の第一人者。
  最近「脱中央集権国家論」というベストセラー
  を出版。同書への当方よりの書評を機に、今回
  懇談する機会を得ることとなりました。   
  一心塾の森嶋代表理事他も出席予定です。  
4.懇談と討論は「道州制への有権者の理解をどう
  やったら拡大できるか」等をテーマに、皆さん
  と自由に議論を闘わして頂きたいと思っており
  ます。                  

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