生活者主権の会生活者通信2003年07月号/01頁 ..........作成:2003年07月07日/杉原健児

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生活者通信【7月号】

第95号・2003年07月01日発行   ホームページ・アドレス http://member.nifty.ne.jp/ne/se/
年会費:初年度1000円以降3000円
郵便口座番号 00180-2-117354・郵便口座名称 生活者主権の会

発行人・編集委員:岡戸知裕/編集委員長:杉原健児
編集委員:小俣一郎・佐藤鶴次郎・澤井正治・治田桂四郎・松井孝司
事務局:〒182-0014 東京都調布市柴崎 2-13-3 つつじが丘ハイム C509 杉原健児
TEL&FAX:0424-86-6497  E-MAIL:GEF03673@nifty.ne.jp


戦争の教訓

生活者主権の会代表 岡戸知裕

 先の大戦で、戦争の帰趨を制した戦いとして、マ
リアナ海戦(昭和19年6月)が挙げられると思う。
理由は、サイパン/ グアムの喪失で日本本土への戦
略爆撃が可能になる為である。結果本土空襲は昭和
19年11月より始まっている。        
 この戦略的に非常に重要な海戦を前にして陸海軍
による予算のぶんどり合戦が繰り広げられ、最終的
に陸海軍予算は2等分という悪しき平等主義で決着
が図られた。                 
 海軍内部にも、戦艦大和(昭和20年4月沖縄特
攻で沈没)、武蔵(昭和19年10月のレイテ沖海
戦で沈没)の投入により、この海戦に持てる全艦船
を投入するという意見もあったが、 これも、too 
little too late で2隻の大戦艦も使用されずに惨
敗に終わっている。              
 日本の現状もこのような悪しき平等主義、分立的
な対立と統合機能の欠如、小出しの政策など基本的
な側面は現在も何ら変わりなく、まさに太平洋戦争
の総括を学校でも、社会でも行って来なかったつけ
が回ってきているようだ。           
 太平洋戦争に2度負ける愚行を繰り返してはなら
ないと思う。                 

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