生活者主権の会生活者通信2003年08月号/05頁..........作成:2003年09月23日/杉原健児

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自由党党首小沢一郎様「道州制について」

生活者主権の会道州制実現推進委員会委員長 平岡昭三(TEL/FAX 042-782-0002)h.15.7.8.

前略
(一) H.15.7.1.民主党大会において、掲件につき、
  親しくご懇談を賜わり篤くお礼申し上げます。
 当日、じっくりお話する時間もなく、議論が中途
 半端に終りました。             
  私よりは「更に議論を尽したい。ご都合のよい
 時、議員会館を訪問したい。」と申し上げたに対
 し「何時でもいらっしゃい。」とのお言葉を頂き
 ました。更に私より「そうはおっしゃっいますけ
 ど、何時行っても、秘書の方に、体よく断られま
 す。」と申したら、「そんなことはない。ちゃん
 と致しますよ。」とのことでした。      
(二)つきましては、弊方、何時にても参上致しま
 すので、ご多忙とは存じますが、ぜひ、お繰り合
 わせの上、ご都合よき日時を、ご指定賜わりたく
 お願い申し上げます。            
(三)私どもは、有力野党三党が、協力して、中央
 集権制の自民政権を倒し、その対極にある道州制
 を樹立してくれることを念願しております。民主
 党に対しては、常々、別信(H.15.5.3. とH.15.6
 .16.菅代表他幹部40名宛)(省略)の如き提言を
 続けております。同党は、今大会で、新政策のパ
 ンフレットを配布しました。その中で、道州制を
 第一の最大の基本政策に掲げ、10年以内に、段階
 的に之を実現する、と明言しております。昨年ま
 では、単に、将来的には、道州制を標榜する、と
 していましたが、今回は大きく前進しております。
(四)こうなりますと、自由党、社民党及び連合が、
 道州制をどう考えるかによって、共闘の意味が、
 大きく変わって参ります。そこで私は、大会当日
 関係者の意見を聴取させて頂きました。土井社民
 党党首は、私は10年前から道州制を言っておりま
 すよ。民主党の道州制に異存はありません。との
 ことでありました。笹森連合会長は、道州制結構
 ですよ。民主党で道州制を進めて下さい。と明言
 されました。私は、も少し慎重姿勢かと思ってい
 ましたが、時世の流れを読みとって、相当、柔軟
 姿勢に変ったと感じました。         
(五)あとは自由党次第ですが、当日貴方は、道州
 制にもいろいろある。良い道州制は賛成だが、悪
 いのには反対だ。と申されました。私は、「細か
 いことを言われても、第三者にはわからない。こ
 ういうのは、賛成、こういうのは反対と簡明に旗
 を立てたら如何」と言いました。民主党のパンフ
 レットを見ても、道州制を細かくは論じてはおり
 ません。早目に旗を立てておけば、柔軟性も出し
 易かろう。相互の考えが明確になれば、共闘も進
 むでしょう。                
(六)以上のことを、も少し、突っ込んで論じたく、
 次回の面談を切望する次第であります。私どもは、
 そんなに強力な市民運動団体ではありませんが、
 何様民主党は、若さに溢れた新進気鋭の政党であ
 りますので、之を支える各種の支援団体やアドバ
 イザー、ご意見番が必要と些か自負しております。
 乱文乱筆を深謝し、益々のご健闘を祈念致します。
                     早々

民主党 菅代表他関係各位
「大躍進大会と新政策パンフレット」

生活者主権の会道州制実現推進委員会委員長 平岡昭三(TEL/FAX 042-782-0002)H.15.7.10.

前略                     
(一) H15.7.1. の党大会と当日受領しましたパン
 フレットについて、寸評をご参考に供します。大
 会は、数千人の出席を得、大盛会でありました。
 有権者が、如何に自民党政治に飽き、民主党政権
 を希求しているかが、実感され、誠に結構であり
 ました。又、自由党、社民党、連合、稲盛氏等よ
 りの支援演説も、大変心強いものでありました。
   しかし乍ら、菅代表のスピーチは、何時も乍ら、
 歯切れは良いのでありますが、些さか話が細か過
 ぎて、代表としては、迫力不足だったように思い
 ます。拍手の熱気も、今一つでありました。それ
 は、何故なのか。出席者の多くは、新しい基本政
 策、綱領、理念、トッププライオリティ、マニュ
 フェスト等、党の根本のメッセージの表明を期待
 していたのに、それらしい表現が、殆んど見られ
 なかった、からだと思います。恐らく、党は、8 
 月末までに、それらを取り纏めるやに聞いており
 ますので、当日は未だ、軽々なご発言は、難しか
 っただろうと思います。            
  それならそれで、「8 月、乞うご期待!」とあ
 るべきだったと思います。それでこそ全員のエネ
 ルギーが結集されるのであります。今後、この種
 のご配慮を期待します。           
(二)新しい政策パンフレット         
1.  一昨年の前回パンフレットでは、基本政策と
 して「将来的には道州制標榜」と、少し、おっか
 な気味でありましたが、今回は、堂々と第一条第
 一項として「道守制を基本政策とし、10年以内に
 実現する。そのための諸施策を、段階的に推進し
 ていく。」と明確に表明されました。党内外でも、
 種々意見のある処、之だけ明確な統一表現ができ
 たことは、誠に大きな前進だと感動しております。
2.  しかい乍ら、パンフレットの説明順序として
 は、党の経済政策を一番始めに持って来ました。
 之は、小泉内閣打倒には、その経済失政を突くの
 が、一番効果的との読みによるものと思います。
 それはそれで良いのですが、それらの経済再生は
 全て、第一条の道州制改革と、之に伴う諸規制の
 大緩和・撤廃とスクラップ&ビルドの政策によっ
 てのみ、実現可能になる理であり、自民党政権で
 は決して出来ない理であります。そのことを先ず、
 もっと強調すべきだったと思います。そうしなけ
 れば、単なる美辞麗句と思われ勝ちであります。
(三)  自由党、社民党、連合、にとっても、最早
 や、道州制アレルギーはありません。     
   之等の人達は、時代の流れを、賢明に察知して
 おられると思います。私どもの、小沢自由党党首
 宛別信もご参考にして下さい。        
乱文乱筆を深謝し益々のご健闘を祈念します。草々

生活者主権の会生活者通信2003年08月号/05頁