前略
(一) H.15.7.1.民主党大会において、掲件につき、
親しくご懇談を賜わり篤くお礼申し上げます。
当日、じっくりお話する時間もなく、議論が中途
半端に終りました。
私よりは「更に議論を尽したい。ご都合のよい
時、議員会館を訪問したい。」と申し上げたに対
し「何時でもいらっしゃい。」とのお言葉を頂き
ました。更に私より「そうはおっしゃっいますけ
ど、何時行っても、秘書の方に、体よく断られま
す。」と申したら、「そんなことはない。ちゃん
と致しますよ。」とのことでした。
(二)つきましては、弊方、何時にても参上致しま
すので、ご多忙とは存じますが、ぜひ、お繰り合
わせの上、ご都合よき日時を、ご指定賜わりたく
お願い申し上げます。
(三)私どもは、有力野党三党が、協力して、中央
集権制の自民政権を倒し、その対極にある道州制
を樹立してくれることを念願しております。民主
党に対しては、常々、別信(H.15.5.3. とH.15.6
.16.菅代表他幹部40名宛)(省略)の如き提言を
続けております。同党は、今大会で、新政策のパ
ンフレットを配布しました。その中で、道州制を
第一の最大の基本政策に掲げ、10年以内に、段階
的に之を実現する、と明言しております。昨年ま
では、単に、将来的には、道州制を標榜する、と
していましたが、今回は大きく前進しております。
(四)こうなりますと、自由党、社民党及び連合が、
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道州制をどう考えるかによって、共闘の意味が、
大きく変わって参ります。そこで私は、大会当日
関係者の意見を聴取させて頂きました。土井社民
党党首は、私は10年前から道州制を言っておりま
すよ。民主党の道州制に異存はありません。との
ことでありました。笹森連合会長は、道州制結構
ですよ。民主党で道州制を進めて下さい。と明言
されました。私は、も少し慎重姿勢かと思ってい
ましたが、時世の流れを読みとって、相当、柔軟
姿勢に変ったと感じました。
(五)あとは自由党次第ですが、当日貴方は、道州
制にもいろいろある。良い道州制は賛成だが、悪
いのには反対だ。と申されました。私は、「細か
いことを言われても、第三者にはわからない。こ
ういうのは、賛成、こういうのは反対と簡明に旗
を立てたら如何」と言いました。民主党のパンフ
レットを見ても、道州制を細かくは論じてはおり
ません。早目に旗を立てておけば、柔軟性も出し
易かろう。相互の考えが明確になれば、共闘も進
むでしょう。
(六)以上のことを、も少し、突っ込んで論じたく、
次回の面談を切望する次第であります。私どもは、
そんなに強力な市民運動団体ではありませんが、
何様民主党は、若さに溢れた新進気鋭の政党であ
りますので、之を支える各種の支援団体やアドバ
イザー、ご意見番が必要と些か自負しております。
乱文乱筆を深謝し、益々のご健闘を祈念致します。
早々
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