生活者主権の会生活者通信2003年09月号/01頁 ..........作成:2003年09月24日/杉原健児

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生活者通信【9月号】

第97号・2003年09月01日発行   ホームページ・アドレス http://member.nifty.ne.jp/ne/se/
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発行人・編集委員:岡戸知裕/編集委員長:杉原健児
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事務局:〒182-0014 東京都調布市柴崎 2-13-3 つつじが丘ハイム C509 杉原健児
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ジリ貧を避けようとしてかえって
ドカ貧に陥る恐れあり

生活者主権の会代表 岡戸知裕

 昭和12年7月、日支事変は、盧溝橋に始まった
が、当時予算規模20億円前後の政府が日支事変対
策費として55億円もの予算を計上した。丁度40
兆円の歳入で80兆円の歳出を行っている現政府と
同じような構図である。            
 日支事変の戦火は中国全土に拡大、どろ沼化して
多大な人命の喪失と資金の浪費の果てに、昭和15
年には中国からの自主撤退を陸軍自身が決めざるを
得ない状況となっている。           
 昭和14年には、戦争経済への傾斜により日本の
GDPがマイナスに転じている。国力を搾取して兵
器だけを作っている国になり、国力そのものが落ち
てゆくという状況に至った、丁度現在の日本が無駄
な公共工事のお陰で日本の国力が失われてゆく状況
と酷似している。               
 歴史にイフというのはつきものだが、もしこの日
支事変がなく、その資金で対米戦で必須の空母を建
造するとなると、ミッドウェイ海戦で活躍した飛龍
クラスの高性能中型空母がなんと127隻建造でき、
これだけの戦力があればアメリカに勝てたという指
摘もあるくらいで、対米戦を前に、いかに日支事変
が日本の国力を殺いでいたかということが分かる。
 その後、昭和16年7月の南部仏印への侵攻の結
果、米国より石油の全面禁輸措置を受け、軍艦が動
かなくなる前に、死中に活を求めようとして無謀な
対米戦へのめりこんでゆくわけであるが、海軍大将
米内光政に言わせれば、ジリ貧を避けようとしてか
えってドカ貧に陥る恐れありという表現が正に当時
の状況を言い当てている。現在の日本も長らく景気
対策と称して無駄な公共工事を行い借金が700兆
円に膨れ上がり、そんな中で積極財政論者の亀井氏
が政権を担当すれば、現在のジリ貧状況を打開しよ
うとして、更なる国債の乱発でまさにドカ貧に陥る
愚を犯すのではないだろうか。         

生活者主権の会・第9期(2003年度)活動方針

生活者主権の会代表 岡戸知裕


     (1)道州制実現の推進

     (2)平成維新の理念を実現する候補者の支援

     (3)高速道路無料化の推進

                                                

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