生活者主権の会生活者通信2004年04月号/01頁 ..........作成:2004年04月28日/杉原健児

全面拡大表示

生活者通信【4月号】

第104号・2004年04月01日発行   ホームページ・アドレス http://homepage3.nifty.com/ne/se/
年会費:初年度1000円以降3000円
郵便口座番号 00180-2-117354・郵便口座名称 生活者主権の会

発行人・編集委員:岡戸知裕/編集委員長:杉原健児
編集委員:小俣一郎・佐藤鶴次郎・治田桂四郎・松井孝司・峯木 貴・吉井正信
事務局:〒182-0014 東京都調布市柴崎 2-13-3 つつじが丘ハイム C509 杉原健児
TEL&FAX:0424-86-6497  E-MAIL:sugihara-k@nifty.com

ガルブレイスのGNE

生活者主権の会代表 岡戸知裕

 日本経済新聞“私の履歴書”に掲載された、経済
学者ガルブレイス教授の記事を大変興味深く読みま
した。                    
 教授の指摘として、日本はGNPに行過ぎた関心
を懐くのではなく、GNE(GrossNational Enjoyme
nt)に向けるべきで、基本的な欲求が満たされた後 
に、人々の関心はモノではなく楽しみや知識に向か
う、つまり芸術、科学、教育などであると述べてい
る。                     
 芸術、科学、教育という知的な活動は住環境にも
深く影響されると思う、例えば、ベートーベンやブ
ラームスの音楽はウィーン郊外の自然の中から生ま
れてきたもので、産業革命さ中の工場地帯から出て
きたものではない。つまり知的な活動を支える為の
インフラが重要で、一つは自然への回帰を意味して
いるだろうし、言い方を変えれば高次元な生活への
転換と言えるかも知れない。          
 ウィーンの平均的な市民は、郊外にセカンドハウ
スを持っているが、週末に無料のアウトバーンで往
来している。もし東京の住人が葉山にセカンドハウ
スを持ったとして毎週往復4000円という高速料
金に耐えられるだろうか、欧米の常識からすれば奇
想天外な金額だと思う。            
 有料制をとっているフランスの高速道路の4倍と
いう高速料金の意味は、そういった次元の高い生活
への移行を阻害する要因となっている。つまり政府
がわざわざ時代の流れに竿差す役割を担っているわ
けだ。                    

平成維新憲章

1.私達は、官僚や政治家に全て任せきりの無責任
  なサイレント・マジョリティにとどまることなく、
  理想を語り、政策を論じ、自らの意志で代表を選
  ぶ真の主権者となります。
2.私達は、何から何まで政府に過度に依存する従
  来の受益者意識と訣別し、自由な競争と自己責任
  の原則に貫かれた公正で活力に満ちた社会を構成
  する啓発された生活者となります。
3.私達は、政界官界財界に蔓延する利権構造の温
  床となった中央集権システムを解体し、自立した
  地方が主体的に運営される真の地方自治を実現し
  ます。
4.私達は、個人を尊び、家庭を重んじ、コミュニ
  ティにおける責任を自覚し、国を愛し、世界の一
  員として尊敬と信頼を得るよう積極的に行動する
  真の国際人となります。
5.私達は、生活の質を向上させ、コストを下げる
  ことを政治の第一の課題とし、そのために規制緩
  和や保護主義から開放主義への転換など行政の大
  改革を行い、生活者主権の国を創るまで、日本全
  国で建設的な活動を続けます。

平成維新の誓い

私達は、この市民運動を通じて、生活者である私 達国民の手に政治を取り戻し、家庭を愛し、コミュ ニティを重んじ、生活の豊かさを実感できるそんな 社会づくりの実現に努めることを誓います。

生活者主権の会生活者通信2004年04月号/01頁