生活者主権の会生活者通信2004年04月号/05頁..........作成:2004年04月28日/杉原健児

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<ある生活者の夢>
道州制で 九州+長州=邪馬台自治州が発足

長周興産研究所 佐伯雅啓

    〔道州制導入が必要な背景〕     
 日本はバブル経済が破綻して以来、産業・経済は
勿論、政治・財政、教育、道徳、治安、外交、農業
と食品安全、人口構成など、全てが悪化の一方だ。
 小泉首相は構造改革を叫ぶが、米国追従が最優先
の、彼自身の発想構造を先ず改革すべきだと思う。
他にも議会政治制度と行政構造など改革すべき面が
 多い。まず道州制の導入が根幹事項。その理由は
@中央集権的な政治・官僚支配が諸悪の元。   
A東京からでは北海道や九州の実態は判りにくい。
B各種機能が東京一極集中では大地震や大規模テロ
 が起きると日本全体が破綻する。危機管理の点で
 も東京で全てを管理することは困難になった。 
C国内の社会も複雑化。国際関係も極めて複雑化。
D環境と人間性の回復上も人口や企業の分散必要。
E日本の人口が明治維新以後、約4倍に増えた。 

  〔まず九州+長州で道州制を実現〕    
道州制の議論が多いが進まない。明治維新で改革を
推進した九州勢と長州で率先して実現したい。道州
制では九州は適当な単位のブロックと言える。九州
が自治州になるときに、元・長州出身の私(下関市
生まれ)は山口県西部地域も含めたい。従来も山口
県西部域=昔の長州は九州経済圏内とみなされた。
山口県東部域=周防の国の扱いは今後の検討課題。

   〔州の名前は邪馬台国より引用〕    
山口県西部(ほぼ昔の長門の国=長州)を含むなら
「九州自治州」の名前は適当ではない。そこで従来
の九州と、壱岐・対馬と山口県西部と、ついでに沖
縄県も含め、この自治州に適当な名前をつけたい。
私は日本歴史上の有名な名前「邪馬台国(ヤマタイコク)」
から引用し「邪馬台(ヤマタイ)州」の名を提案したい。
邪馬台国が九州にあったか、畿内にあったかで昔か
ら論争されたが、私は九州だったとして考える。 

   〔山口県西部は邪馬駆地県と改名〕   
創拓社の日本地名ルーツ辞典によると「山口」の名
の初見は1254年で「防州山口」の記録あり。周防の
国に鉱山があり「その山の入り口」が語源という。
言わば何処にでもある名前だが、明治維新後、長門
と周防の2国合併の時、誰かが、その地名から山口
県と命名したらしい。あまり意味のない県名だと思
うから、この機会に邪馬台自治州に含まれる山口県
の西部は「邪馬駆地県(ヤマグチケン)」と改名したい。 

    〔邪馬台自治州のポリシー〕     
@州民を海洋民族発想DNAを持つ人に育成する。
 日本がダメになった根本原因は、国民の大多数が
 水稲農耕民族発想のためだ。その特徴は、困った
 こと(例:米の不作)が起きても、その内なんと
 かなるだろう(例:来年まで待てば、また太陽が
 照り、豊作になるだろう)と希望的観測し、無為
 無策のまま時の経過をじっと待つことだ(問題を
 先送りし、後手後手にまわる)。この性質は国政
 でも同じで、景気回復期待し赤字国債発行、北朝
 鮮拉致問題無視、オウム問題放置、自衛隊イラク
 派兵、高速道路建設推進、原発建設推進、食糧自
 給率低下、銀行への公的資金投入等に見られる。
  海洋民族は、天候が良くても、突然海象が悪化
 することも考え、先読みし、いかなる事態に遭遇
 しても港へ生還できる準備をして漁や海に出る。
A必要エネルギーと食糧を州内で賄う方策を推進。
 輸入に頼る従来の政策では、他国に振回される。
 邪馬台州は南国ゆえ太陽光発電、風力発電(台風
 歓迎)、バイオマス発電でエネルギー自給する。
B有明海、大村湾、八代湾、鹿児島湾、博多湾など
 の入口を魚が出入りせぬよう超音波バリヤーで仕
 切り、湾内で安全な魚類を自然同様に養殖する。
C従兄(神奈川県在)は3年前、中国人グループと暴力
  団の強盗に殺された。日本は鴨ネギ国家になり、
 警察はナメられ、犯罪者の天国だ。邪馬台州では
 それは許さぬ。自衛隊OBで警察を補強し、密入国
 防止に全海岸線に赤外線自動監視装置網を設置。
 意図的殺人は原則死刑。無期懲役は不定期刑で不
 合理ゆえ終身刑に変える。密航船は没収か撃沈。
D竹島を確保し、地対空防衛ミサイル基地を建設。
 大陸から核ミサイルが飛来したら海上で撃破が必要。
E買収等の選挙違反者は公民権を10年間停止する。

生活者主権の会生活者通信2004年04月号/05頁