生活者主権の会生活者通信2004年06月号/01頁 ..........作成:2004年05月30日/杉原健児

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生活者通信【6月号】

第106号・2004年06月01日発行   ホームページ・アドレス http://homepage3.nifty.com/ne/se/
年会費:初年度1000円以降3000円
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発行人・編集委員:岡戸知裕/編集委員長:杉原健児
編集委員:小俣一郎・佐藤鶴次郎・治田桂四郎・松井孝司・峯木 貴・吉井正信
事務局:〒182-0014 東京都調布市柴崎 2-13-3 つつじが丘ハイム C509 杉原健児
TEL&FAX:0424-86-6497  E-MAIL:sugihara-k@nifty.com

小泉構造改革という虚構

生活者主権の会代表 岡戸知裕

 EUが統合に当たって各国に示した借金の限度額
はGDPの60%、単年度の財政赤字はGDPの3
%以内であるが、イタリアはEU加盟の為、本当の
構造改革を行ってこの基準を達成することに成功し
ている。                    
 この基準を日本に適用してみると、日本の借金限
度額は300兆円で単年度の財政赤字は15兆円が
限度だが、実態はその3倍もの赤字を出している。
正に破産状態であるといえるし、毎年国債の発行額
に歯止めが掛からない状況に陥っている。    
 構造改革の出発点として道路公団民営化があった
訳だが、結果は無駄な高速道路の建設に歯止めが全
く掛からないばかりか、根本的な高速道路行政の改
革がなされていない。             
                       
本来あるべき高速道路に係わる根本的な改革とは:
1)フランスの4倍という高額な高速料金では、道
 路本来の目的である人とモノの自由な移動により
 経済を活性化させるという効果を著しく阻害し、
 都市と農村部の経済格差を助長し、観光産業に著
 しい悪影響を及ぼしている。         
  大幅な料金低減か無料化が望ましいし、これが
 輸出に頼らない内需拡大による景気回復を目指す
 方策でもある。あまりに料金が高いので最近は輸
 送業者が高速道路を使用しないという傾向が顕著
 になっている。これでは何のための高速道路建設
 なのか分からない。             
2)自動車ユーザーが負担しているガソリン税は約
 2兆8千億円であるが(オイルショック時以来の
 臨時措置で倍額になっており、本来は半額が正し
 い、またこの半額程度が毎年の道路公団の返済金
 額に相当)これは国道などの一般道建設にのみ使
 用されている、海外では半分は一般道に残りの半
 分は高速道路建設に使用されており、これが世界
 の常識であるのに対し日本では、このほかに高額
 な高速料金を徴収しており、所謂二重課税問題 
 (高速道路を走っている車両は同時にガソリン税
 という形で一般道建設の為の税金を支払っている)
 を引き起こしている。            
 小泉構造改革とは、自民党的な体質を長期に亘り
温存させるシステムの構築を目指していると考えた
方が良いのではないだろうか。         

       第10回会員総会開催                次期代表立候補者募集 
 下記要綱にて「第10回会員総会」が開かれます。  第10回会員総会で選出される「生活者主権の会
 大勢の出席をお願いします。            代表」の立候補者を受け付けます。
【日時】7月18日(日)13:30〜16:30  【申込締切】6月6日(日)
【会場】新宿消費生活センター・4階大会議室。   【申込み先】総会実行委員会委員長・吉井正信
【議題】前年度活動報告・会計報告                〒171-0031 東京都豊島区目白 3-12-13
    本年度代表選出                  FAX 03-3950-4978  has72200@snow.odn.ne.jp
    本年度活動方針・予算他          【提出書類】氏名・住所・TEL/FAX番号
【懇親会】総会終了後懇親会があります             立候補趣意書

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