生活者主権の会生活者通信2004年09月号/02頁..........作成:2004年08月31日/杉原健児

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今期活動方針等について

代表 小俣一郎
1.活動方針について
 8月の運営会議にて、今期役員が決まり、活動方
針も正式に、@平成維新の理念を実現する首長・議
員候補の支援、A道州制実現の推進、Bネットデモ
クラシ−プロジェクトの推進、C新ライフスタイル
の研究の4項目に決定しました。        
 そして、それぞれを4人の副代表の方々(担当順
に、治田さん、岡部さん、杉原さん、松井さん)を
中心に推進して行くことになりました。     
 今期はこれらをメインとして会の活動を展開して
いくわけですが、項目によってはかなり以前より引
続き行っているものもありますので、惰性に流され
ないように注意したいと思います。そして、せっか
く目標に掲げたわけですから、それぞれの方針につ
いて何らかの目に見える成果を上げたいと思ってい
ます。もちろん私も全力でバックアップしますが、
4人の副代表の方々には是非ご奮闘頂きたいと思っ
ています。                  
 なお、8月号の巻頭言にて、会員の皆さんにご参
加を呼びかけましたが、そのひとつの方法として、
会報で活動方針について特集号を組み、皆さんから
投稿を寄せて頂くことにしました。       
 10月号は道州制、11月号はネットデモクラシ−、
12月号は新ライフスタイルの特集号とし、巻頭言は
各担当副代表が担当し、また関連記事の寄稿も依頼
します。どうぞ、文字数は少なくても構いませんの
でご投稿下さい。お願いします。        
 また、運営会議においても、毎回4つの項目のど
れかを取り上げ、議論・検討を行うことになりまし
た。運営会議は、議決権を持っているのは役員だけ
ですが、会員の参加・発言は自由です。ご都合がつ
きましたら是非ご参加下さい。         
 当面の予定としては、9月は首長・議員の支援に
ついて、10〜12月はそれぞれ会報の特集に合わせて、
道州制、ネットデモクラシー、新ライフスタイルに
ついて行いたいと思っています。特集記事を読んで
気づいたこと、感じたこと等について、賛成・反対
いろいろな立場でご発言下さい。ご出席をお待ちし
ております。                 

2.エリア活動について
 当会は現在、A〜Fの6つに区割りをして地域活
動をしています。そしてそれぞれの地区で月に1回
例会が開かれております。そこは正しく当会の会員
活動の起点であり、情報交換の場であります。地区
によっては独自にテーマを決め活動しているところ
もあります。当然、地区での活動をより活性化させ
ることも当会発展の重要な方策となります。   
 そこで、今期の私の役割として「調整役」の続行
を表明しましたが、それを拡大して、より多くの会
員の方々の意見収集にも努めてみたい、と考えてい
ます。その手始めとして、8月は6つの区の全ての
例会に参加しましたが、今回初めてお会いする方も
あり、私の気が付かなかった観点からのご指摘も頂
き、いろいろと勉強になりました。       
 そしてその際に改めて感じたことは、意見交換を
すると自分の考えがより鮮明になるということでし
た。反論されたら切り返さなければなりません。自
分の論点が揺れていたら相手を説得することはでき
ません。理論武装の足りないところは補強しなけれ
ばなりません。議論をすることはいいことである。
改めてそう感じました。            
 今後も、月6回ある例会に毎月参加することはで
きませんが、3ヶ月に1度位のペースでは例会に参
加するつもりです。また、当会に関連する他の会合
にも積極的に顔を出したいと考えています。皆さん
のいろいろなご提案を伺えればと思います。   
3.当会の特徴=多様性
 当会の前身は言うまでもなく『平成維新の会』で
す。平成維新の会は、大前研一さんが「日本を生活
者主権の国にしよう」と呼びかけ、この指とまれで
始めたものであり、それは実に多様性に富んだ会で
した。それゆえ、その流れをくむ当会も、多様な意
見の持ち主の方々によって構成されています。  
 また、「いい国をつくろう」ということで集まっ
たわけで、特定の問題について同じ考えを持った人
が集まったという会ではありません。よって、Aと
BとCの問題については合意できても、Dでは意見
が分かれることがあります。さらに、Eについては
Dとは別の組み合わせで会員間の意見が分かれると
いうこともよくあります。それは「特定の問題につ
いて、特定の主張のもとに集まった会ではない」と
いう当会の宿命でもあると思います。      
 そこで会員の皆さんにお願いなのですが、会合に
おいても、あるいはメーリングリスト等においても、
大いに激論して頂きたいのですが、その際には、お
互いの意見の違いも前提にした上でお願いしたいと
思います。違いを追求したら限がありません。いか
に合意できるかに力点を置きたいと思います。  
 そして、もしその問題についての対応に不満があ
るときでも、会の方針として決まったときには、ど
うぞ片目をつぶって下さい。お願いします。   
 合意できるところで協力をしていく。その積み重
ねが当会を大きくしていくものと考えています。 

4.会の仕組みの再点検について
 私は昨年8月の運営会議において、「当会を一度
『ガラポン』しませんか」という提案を行いました。
その頃当会は少々混乱しており、先入観なしに会の
仕組みを見直すことが必要だと思ったからでした。
ただ、確固たる具体策があったわけではなく、また
秋には解散・総選挙があり、その後もなんだかんだ
で、議論を深めるには至りませんでした。    
 しかし、その必要性が無くなったとは思っており
ません。総会でも、大谷さんより実現戦略の見直し
提案がありました。              
 そこでこれから1年間をかけて、会則、実現戦略、
会費等々、会の諸問題について、私が中心となって
再点検をしていきたいと思っています。     
 十年一昔。世の中の仕組みは大きく変化していま
す。一から新たな会をつくるくらいつもりで見直し
を行いたいと思います。            

5.10年目という区切りに向けて
 私は代表への立候補趣意書で今期を「大きな節目」
と申し上げました。              
 今期は当会が平成7年7月に『平成維新を実現す
る都民の会』として設立されてから10年目。そして
来年2005年は『平成維新の会』が「平成維新の実現
の年」として目標に掲げた年であります。正しく、
当会にとって「節目」であると思います。    
 ですから、私は会員の皆さんに、できる方法で、
できる範囲内で、会の活動に是非積極的に参加して
頂きたい。そのように強く思います。      
 そのための環境作りが必要であれば、私もできる
限りのことはします。             
 調整役の私が調整しきれずに悲鳴を上げるくらい
に活動が活発になったときに、今後の10年に向けた
当会の「新しい方向性」が見えて来るのではないか。
私はそのように考えています。         




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