今年で「明日の東京を考える女性の会・ガラガラ
にっポン」は設立10年目を迎えました。そもそも大
前さんが都知事選に立候補した時急遽平成維新の会
の女性会員がどうすれば女性に大前さんの名前を知
ってもらえるかを考えるため集まったのが始まりで
した。選挙後せっかく集まった女性でグループを結
成、その名も日本をがらがらと変えたいという思い
で、ガラガラ蛇を連想するような名となりました。
大前さんが提唱した「いい国つくろう」の平成維
新憲章、種を蒔いてくれたくれたのだから、育てる
のは自分たちで!そして運動の柱は2本「税金の使
い方を監視する」「質の良い議員を議会に送る」で
ある。
会員は当初35名、現在は20名となったが継続して
いくねばり強さや、行動する時のチームワークは会
員の数とは関係ないと思っている。
議会へ人材を送るさいに、まず私たちの厳しい人
物評価があり、この人ならと決めれば会で蓄積した
「新人候補者支援基金」を活用し、ボランティアで
労力を提供し、勝つためのアドバイスをし、様々な
面で応援してきた。仲間である渋谷区議2期目の東
敦子さん、衆議院議員の長妻昭さん、そのほか参議
院選挙、区議会選挙と経験を積んできた。選挙の際
のカンパ、勉強会の講師謝礼などの活動資金は毎年
不用品を集めバザーで販売、忘年会は会員持ち寄り
料理で出費を無くし、集まった会費を蓄えてきたも
のである。
一昨年は募金活動に皆様にもご協力をいただきま
した。ドメスティック・バイオレンスの被害者を一
時保護する施設の建設のために協力し多くの方から
賛同していただき、施設主宰者から大変感謝をされ
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ました。この呼びかけは会員が提案して2ヶ月足ら
ずで行動に移すことが出来、これはむしろ少人数グ
ループの良いところと思っています。
行動しなければ市民運動でなないというと言い過
ぎかも知れませんが、イラク戦争反対デモ行進に昨
年と今年の3月、世界同時に思いを同じくする人々
と共に行進しましたが、一人の人間が集まれば大き
なうねりにすることが出来る実感を市民運動を志す
者は失ってはならないと思っています。
今「八ッ場ダムをストップさせる」運動に参加し、
5月にはみんなで現地を訪ね、水没予定の旅館館主
に長い長い闘いの歴史を伺ってきました。せめて10
年前にこのダムのことを知っていればと悔やまれま
すが、まだやることはある、何とか莫大な税金を使
わずにすむよう住民訴訟を起こす運動に関わってい
きたいと考えている。
今無関心でいられないのは、経団連が言い始めた
「武器輸出三原則」の見直しである。見直し論の理
由のひとつに「武器製造・輸出をやらないと最先端
技術から立ち遅れる」というのがあるが、これは単
に政府から研究のための助成金が欲しいためと考え
られ、余り説得力はない。最先端技術は武器でなく
医療であってもいいし、土木や、鉄道や、耐震建築
やいろいろ日本独自の技術開発でいいのではないか。
武力でしか紛争を解決しようとしない国に加担する
のは許せない。
日本人の誇りは憲法九条の「戦争の永久放棄」で
あり、武器を紛争地域に売ったりしてないことであ
り、真から平和を世界に向かって叫べることです。
今後はこの見直し論についても行動して行きたいと
思っている。
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