生活者主権の会生活者通信2005年01月号/11頁..........作成:2004年12月27日/杉原健児

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民主党幹部各位 総務省の放送業界支配についての提言

生活者主権の会・道州制実現推進委員会委員長 平岡昭三

(一)革新的月刊誌「選択」11月号をご覧下さい。
総務省が、如何に放送業界を支配しているか、最後
の護送船団行政の実態を、余す所無く暴き出してお
ります。  戦前戦中の軍部の如く、今や総務省は
NHKのみならず、民間放送局の総動員体制を築き
上げております。               
 本来、言論・報道機関は、国家的非常事態におい
てこそ、国家など公権力の影響力の外に立って、報
道すべき立場なのに、本年6月、貴党も押し切られ
て成立した「国民保護法」により、国に協力しなけ
ればならない「指定公共機関」になってしまったの
であります。                 
 そして、本業界への「免許制度」の堅持により、
最近の総務省の本業界に対する「行政指導」は、誠
に目に余るものがあると報じております。    
(二)この事実は、決して対岸の火事では有りませ
ん。この十数年来、放送業界の、政府与党への根本
的批判は、全く影を潜めております。      
本業界がもっと率直に、自民党政府の諸悪の源たる、
政官業癒着に基ずく集金集票システムを、元から暴
いて論難しておれば、政権交代はもっと早く、実現
していたでありましょう。           
 そしてまた、貴党が国会その他で、如何に政府与
党を攻撃しても、本業界の援護報道は、誠に皮相的
な、もぐら叩き程度で、お茶を濁されているのであ
ります。云うまでも無く、本業界の有権者への影響
力は極めて甚大でありますから、此の儘にして推移
せんか、次の総選挙においても、政権交代は誠に予
断を許さないのであります。          
(三)ここにおいて、貴党のとるべき対策は、次ぎ
の如き事かと愚考致します。          
1.国会その他で、総務省の行政指導を攻撃すべき事。
2.かかる業界統制の根本である「免許制度」と「国
 民保護法」の改正を迫るべき事。       
3.国会その他で、癒着と集金集票の中央集権制の悪
 政の根本を、突きまくるべき事。       
4.マスコミで、之等の政府与党の言論統制を訴え、
 有権者の理解を求むべき事。         
5.次ぎの総選挙での政権交代を目標に、全ての選
 挙活動において、言論統制と中央集権の弊害を、
 有権者に全員で説明すべき事。        
6.之等の弊害を除去するには、道州制に代える事が
 最良の道である事を説明すべき事。      
以上を、岡田代表の求めに従い、率直に提言申し上
げます。益々のご健闘を祈念いたします。    
           ☆           
 尚、本信に対し、民主党国民運動委員会よりは、
「頂いたご意見は、各担当者に通知し、党の今後の
取り組みや、政策へ反映させて頂きます。今後とも、
民主党を宜しくお願いします」と、江田参院議員会
長よりは「総務省の放送業界支配につき、貴重なご
意見メールを頂き深謝。全く、仰る通りだと思いま
す。頑張ります。今後とも、宜しくお願いします」
との返事がありました。            

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(2000年05月08日制定→2001年01月09日改定)

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