生活者主権の会生活者通信2005年05月号/01頁 ..........作成:2005年月日/杉原健児

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生活者通信【5月号】

第117号・2005年05月01日発行   ホームページ・アドレス http://homepage3.nifty.com/ne/se/
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事務局:〒182-0014 東京都調布市柴崎 2-13-3 つつじが丘ハイム C509 杉原健児
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小平市長選について

生活者主権の会代表 小俣一郎

 4月3日の小平市長選で「マニフェスト」を掲げ
た新人候補が当選しました。
 2月6日の西東京市に続き、国政の与党と野党が
一騎打ちをする形となり、与党側の現職に野党側の
新人候補が勝利しました。多選批判という要因もあ
りましたが、対立候補を一本化できたことも大きな
勝因であり、そしてその接着剤になったのが政策、
つまり「マニフェスト」だったと思います。
 新人候補のマニフェストは、支持を表明した市議
たちを中心に作成されました。会派の異なる市議た
ちが議論を重ねて、市民の意見も取り入れながら、
48の項目にまとめ上げられていきました。
 そして新人候補と共産党の「政策協定」は告示の
約10日前の3月15日に合意されました。共産党は2
月に別の候補者の擁立を一度決めており、合意直前
の13日にはその候補者の政策ビラがポスティングさ
れていたので、一本化は不成立かとも思いました。
ただ、掲げていた政策は新人候補のマニフェストの
48項目の中にほとんど含まれておりました。
 小平は、昭和37年の市制施行より、ずっと保守系
の市長が続いていました。そのような市政を変えよ
うという立場に立てば、共産党としても、当選の見
込みのない独自候補を擁立して票を割るのではなく、
自らの主張に重なるマニフェストを提示している新
人候補の支援に回ることは、自然の流れであったか
と思います。
 マニフェストにはさらに2項目追加され、最終的
に50項目になり、それが法定ビラ1号として市民
に配られました。
 もちろん、地方自治体それぞれいろいろな事情が
あるでしょうが、小平では、マニフェストを掲げ、
具体的な政策を前面に押し出したことにより、大義
名分も立ち、また、その作成過程も「野党団結」に
大きく貢献したと思います。
 心配された投票率も、40.82%で、市長選が市議選
と分離してからは最高の投票率でした。ここ2回は
無風の市長選でしたが、選択肢が現れたため、市民
の関心も増えたわけです。
 新市長の初登庁は4月11日。手始めは、「市長の
公用車廃止」ということです。これから新市長は、
『採点できる公約』=「マニフェスト」の実行を求
められることになります。

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